無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

AllWeHadEverForEvaGoneForever

EVAQについて妄想を繰り広げる方向に進むのを意識的に抑制してきたのでどうにも今月は調子が出ない。まぁそうでなくてもこんなもんなのかもしれないが。それもこれもあと2日…もないな。早く来て欲しいと思っていたかどうかはよくわからないが、いよいよだという気分はある。11月17日を境に総ては過去になるのだと思うと身震いする。たかがアニメ映画なのにねぇ。

ここの読者で"オタク第一世代"といえばodysseyで(おでぱばね)、昔の話もたまにしてもらうのだが、宇宙戦艦ヤマト機動戦士ガンダム等をリアルタイムで見て来た人がこうやってEVAQの上映にも関心を示す(彼は日曜日に見に行くそうな)というのも凄い。もっと凄いのは娘2人抱えて2人ともしっかりアニメオタクに育てた事だが…両方ともすっかり成人して尚且つ父親と同じ作品を鑑賞する。何なんだこれは。

Hironは私と同年代だが長男坊が結構EVAにご執心だそうで、こちらも親子揃って(って同時かどうかはともかくな)EVAQを観に行く事になるだろう。

つまり、40代、30代、20代、10代の男女がこの週末にEVAQを観にいそいそと出掛けていく事になる。これはつまり、EVA自体が20年近い歴史を積み重ねてきたと共に、日本のアニメーションの歴史をも背負った作品となりつつある事を示している。この作品内でのストーリーがどうなるのかという関心と共に、EVAの映画が公開される度にテレビアニメやアニメ映画がどれほどの影響を受けるか、という"現実の"ストーリーの方にも関心が持たれているという事だ。その為、最早劇場版EVAを鑑賞する事はアニメファン、アニメオタクにとって"義務"になっている。あからさまに言えば、これ観とかないと話についていけないよ、という事だ。実際EVAのパロディやオマージュはそれ自体が文化として"定番"となっている。

そういう作品の看板を任されるのが、主題歌の歌い手なのだ。そりゃあ、2007年にBeautiful Worldが明らかになるまでは、アニヲタみんな懐疑的にもなるわいな。先程と同じように表現すれば、Beautiful Worldによって総ては過去になったのだ。残テや魂ルフに拘るファンに「…お、おう。これもアリかもな…。」と言わせるなんて、この歌が現れるまでは考えも及ばなかった事だ。それまでの中で最も高いハードルを宇多田ヒカルは越えた。これがどれ位のスケールで支持を得たのかといえば…

…という時に、UTUBEで再生回数を確認してみよう、となれないのが何とも惜しい。実際、再生回数とその曲に関するツイートの多さは強い相関がある。当たり前だけど。GBHやPoLはFirst Loveに負けず劣らず愛されているのだ。恐らく、Beautiful Worldも…なんだけどねぇ。PVがないのでは仕方ない。

という訳で11月17日に期待するリストに、「UTUBEに、どのバージョンでもいいから、Beautiful WorldのPVがアップロードされる」という項目を付け加えておこう。望みは薄そうだが、まだ今日と明日は総てが過去になる前なのだから、出来るだけ好き勝手言っておこうと思うのだった。まる。