無意識日記々

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双方向放送

前も書いたように、3月下旬というのは高揚感の思い出と共にあるようなものなので、本来の季節感と相俟って無駄に妙にソワソワするというかワクワクするというか。殆ど活動のなかった2003年ですらCOLORSのDVDと「20代はイケイケ!」のDVDが発売されていた。実はラジオもちょろっとゲスト出演していたような。記憶も曖昧。

「20代はイケイケ!」は現代のストリーミング生放送の先駈け的作品になったという話は何度も繰り返してきた。当時は自動車をプレゼントしてしまうような巨大なスポンサーを擁して初めて可能になるようなコストがかかったらしいが(ホントかどうか知らない)、今ではカメラとマイクがあれば、いやスマートフォン一台あれば誰でも出来るようになった。

特に、日本ではニコニコ生放送の存在が大きい。Youtubeは生放送という枠組みではなかった。ニコニコは、ライブストリーミング画面上にコメントを右から左に流す点が画期的だった。(生放送に限った事ではないが) まだまだユーザー層は限定的だが、サービス開始から6年余り、すっかり利用者の間では定着したシステムといえるだろう。

下地はあった。それ以前からもテレビの生中継をみんなでみながら専用ブラウザーを使って2chの実況板にコメントを投下し続ける、なんていう楽しみ方も定着していた。それをシステムとして取り込んだのがニコニコ生放送だった、ともいえる。言い方次第だけども。

ヒカルは二年半前のWild LifeでUstreamを利用したが、急拵えもあって、テレビの生中継の代替以上の役割は果たさなかった。ニコニコ生放送の醍醐味は、ユーザーのコメントを出演者が拾って番組を変えていく所にある。そういう面が当然ながらなかった。

次にヒカルがストリーミング生放送に手を出すのはどんな時で、どんなスタイルだろうか。ニコニコを直接使わなくても、双方向放送を10年前に成功させているのだから…10年も前か。一昔だな。もうその頃の事なんて気にしなくてもいいや。まっさらにいちから新しい時代の双方向放送を模索すればいいのかもしれんな。その為にも、アーティスト活動長期休止はいいキッカケに、なるだろう。