無意識日記々

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快活に概括してみたが厳つかった

桜流しはズルいなぁ、と改めて思う。これ一曲で、本気で一年はもちそうだ。何がもつんだかよくわからないが、これのお陰でヒカルに対する満足感と渇望感の両方が両方とも大きくなった。ここまでの楽曲が聴けたのだから大満足、という気持ちと、ここまでの才能がありながら量産体制に入らないもったいなさ。もっと聴きたいという気持ちを激しく刺激する。他にもないかなぁと一枚戻ってキャンクリやアンセムやグッハピやSMLや女神様を聴いてこれも素晴らしい、と感じた途端にそこと桜流しの点と点を線で繋いで未来の方へと期待の心を延ばしてしまう。いやいやそっちにはまだ何もない。それではと更に一枚戻ってThis Is The Oneを聴くとこれがまた素晴らしい。Hikaruの歌をじっくり味わうにはやはり英語曲が…と思った途端に今度は未来が風呂敷を広げたようにふわっさ〜と放射状に広がっていく。あれも出来るじゃないか、これも出来るじゃないか。日本語でなら桜流しになったこの作曲能力が、英語と組み合わさったらどんなになるだろう、グッハピのPop
センスをそのままに、これを欧米のラジオでかけたなら、どんな人たちと知り合いになれるだろうか。そんな事をついつい考えてしまう。

傍を見ると点と線がある。ipod touchを開くとUTUBEからグッハピのPVが流れてくる。そういえば編集長もやったんだな、映像監督もやったんだな。桜流しでは河瀬さんに頼んだけれど、光が撮ったらどうなっていたかな。今度編集長をやるとしたら、どんな本を作るだろう。あれからメッセはあんまり進んでないし、「線2」或いは「2線」はいつになる事やら…。ツイート纏めたって量が足りないしねぇ。どうしたものか。「点」は、活動が活発になればおーとまちっくに増えていくだろうから「点2」は可能だろうな。そう考えると、一冊の本がいつのまにか出来てた「Message from Hikki」って人をよく"騙す"画期的なシステムだったんだなぁ。だって最初に何も書いていない真っ白な分厚い「点」の書籍を渡されて、「中身は何でもいいからこれ埋めて。10年後に出版するから。」って言われたとしても途方に暮れるだけだよ。いやはや、またメッセ更新し始めないかなぁ。


――満足感と渇望感の同時創出は斯様にして人をうだうだどぎまぎさせる。この歌が昨年秋に出ていなかったら今自分はどんな心境に在るだろう。想像もつかない。そう考えるとEVAQに感謝だし、シン・エヴァに対してはもう現時点で礼状を発行して送付したいぐらいだ。私は宇多田ヒカルを知る前からエヴァは好きだったのだが、今シン・エヴァに期待する、シン・エヴァが待ち遠しくて堪らないという感情の98%位は、「ヒカルの新しいトラックが聴けるかもしれない」という気持ちで占められている。20年にも及ぼうかという長い長い物語の完結編よりも、次のヒカルの新しい4,5分が聴きたい。偽らざる正直な気持ちだ。出来ればシンは圧倒的な名作であって欲しいが、僕にとってはヒカルの曲を世に送り出す為の触媒に過ぎない、のかもしれない。言い過ぎかなぁどうだろう。



………嗚呼。とりとめなかった;