無意識日記々

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ヒカルにエヴァを語って欲しい。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のネタバレに関しては、庵野監督のドキュメンタリー番組(ヒカルも出演したNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」)が放送される3月22日以降に解禁してもいいみたいなことを緒方恵美が呟いていたので、自分もそれ以降は「ネタバレしています」と書かないかもしれない。まぁそこはTwitterのフォロワーさんにまだ観てない人を見掛けるかどうかで変わってくるかな。なかなか難しい問題だね。

ということで今回は映画の話をするので未視聴の方は重々ご注意を。

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ヒカルが「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の完成品を観たのはどのタイミングだったのか、或いは未だ観ていないのか、そこらへんの情報は入ってきていない。だが、内容的に、多分ヒカルが観たら二時間半ずっと号泣だったのではないかと映画館で鑑賞しながら思っていた。ヒカルの人生に響く場面が沢山あったな。というか、エヴァ自体がヒカルの人生に深く関わってきたんだもんね。

まず冒頭からしてQのラストからの続きで、第3村へと歩いていき、結果新しい命の息吹を感じる場面はまさに『桜流し』の『あなたが守った街のどこかで今日も響く健やかな産声を聞けたなら』そのもので、もう完全に庵野総監督によるヒカルへのオマージュなのだろう。そして、全編を通して見ても彼が『Beautiful World』をオーラスに持ってきたかった事がよくわかる内容だった。

『もしも願い一つだけ叶うなら

 君の側で眠らせて』

『僕の世界消えるまで会えぬなら

 君の側で眠らせて』

ここでの僕と君の組み合わせがラストであれやこれやと回収されていく。ヒカルも感慨深かったろうな。エヴァに触発されて歌を書きその歌がエヴァを触発して。凄い相互作用だった。それが完結した。終劇したのだ。

それを考えると、「宇多田ヒカルエヴァ感想戦」みたい企画をどこかで実現して欲しくなるな。どういう思いでこの14年間エヴァに、エヴァの主題歌に携わってきたのか。どうせならラジオで二時間くらい一人喋りしてくれませんかね? ゲスト呼んでもいいし。脚本読まずに『桜流し』書いたとかそこらへんの話を今一度詳細に語って欲しい。

文章でもいいけれど、ことエヴァに関しては昔ラジオのコメントで語っていた時の熱量が余りにも印象深くて文字起こしまでしたくらいなのでな私は。ヒカルの声で直に聞かせて欲しいかな、なんて思うのですよ。ラジオ番組タイトルは「EVA Power Hour with Utada Hikaru」とかで…ダメですかね?