無意識日記々

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"aiming by the end of August."

8月末を目処に、だそうな。遂に!である。Utada In The Flesh 2010の映像作品の事だ。依然リリース形態は明らかにされていないが、このタイミングで1ヶ月以内という事は配信主体になる可能性が高いか。マスターはとっくの昔に出来ているのだし、我々の知らない"諸問題"とやらにケリがついたのなら、もう遠慮は要らないだろう。


In The Flesh 2010の魅力を改めて確認しておこう。Utada初の、そしてこの名義では最後かもしれない全米&英国ツアーで、光にとって初めてのクラブハウス・ツアーである。パフォーマンスは、どの公演の模様が届けられるかにもよるが、概ねWILD LIFEと同等のものを期待して貰ってよい。

最も注目したいのは選曲だろう。Utada United 2006でも披露したUtadaの3曲に加え、This Is The Oneからの大半の曲と、(収録されるかはわからないが)カバー曲、そして、当初は難しいのではないかと思われていた日本語曲も大盤振る舞いと、史上最もバラエティーに富んだ構成となった。UU06のUtadaパートはどこか「特別枠」として切り離されていた感じがあったが、このITF2010では両者が渾然一体となっている。

その象徴となっているのがショウ序盤のハイライト、Passion&Sanctuaryだろう。ひとつの曲の中で両方を歌ってしまうという、これまた観る前には予想だにしなかった衝撃的な展開で観客の度肝を抜いた。勿論このバージョンは他のツアーやリリースでは披露された事がない、今のところここでしか聴けないプレミアム・バージョンだ。これ一曲の為にも今回のリリースはチェックせねばならないだろう。

しかしこれで、本当に「Hikaruの作品は毎年リリースされる」法則が今年も延長される事になった。2011年のWILD LIFE BD&DVD、2012年の桜流し、そしてこの2013年のIn The Flesh 2010だ。人間活動も気付けば3年目に突入しているというのに、いやはや、飽きさせないねぇこの人は。有り難や、有り難や、有り難や。