無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

Thanks to Mr.Max Hole & Skingg

ここ数日照實さんが饒舌だ。彼によるとITF10のリリースが決まったのは「Max Holeさんの尽力が多大」なんだそうな。ぐっちょぶ・まっくす。という訳でなかたにさんがリンクしてくれてたので読みに行ってみた。

マックス・ホール氏は今年からユニバーサル・ミュージック・グループ・インターナショナルのCEO。細かい違いはわからないが要するにトップの人間のうちの1人だな。そんな彼はもともとワーナーのA&R(Team Hikkiでいえば梶さん。日本語でいえば"レコード会社担当氏"。)で、ワーナーのユニバーサルへの吸収合併に伴い(だと思う時期的に多分)UMGの一員となった。

それ以降はアメリカ以外での世界規模でのA&R活動に従事し、手掛けたアーティストの中にはかつてのアイランドレーベルでのレーベルメイトたちの名前もある。また、アジア・環太平洋地域での活動にも力を入れていたとある。要するに40年来の筋金入りのA&Rな人だ。

この事は、シンプルだが重要な事実である。CEOだのチェアマンだのという企業のトップに、こういう"生え抜き型"(と言っても元々ワーナーの人だから厳密にいえば違うのだが)の人が就くかどうかはわからないのだ。幾つか過去に聴いたニュースの中には、全然音楽畑ではない人間がそういうポジションにつくケースもあった。Mr. Max Holeは違う。経歴からしても、"音楽をわかっている"人である。一時期だけとはいえCamelのマネージメントも手掛けていたのか…大丈夫、この人は間違いない。(←アンドリュー・ラティマーへの思い入れ過多につき話半分で聴いておいてください)

トップの人が音楽を聴く耳をもっていれば話は早い。Utadaの歌を聴いてリリースを渋るなんて有り得ないからだ。既に3年前の音源だがそんなのはお構いなしだろう。音楽を売る企業としてUtadaの音源をリリースするのは義務である。音楽を聴いて判断するのであれば、当然の結論だ。

そうであっても、その英断と行動力に拍手。感謝仕切れない。いよいよあの感動が甦るのだ。嬉しいなぁ。ホールさん、どうもありがとう。そして照實さん、ありがとう。ようやく漕ぎ着けてくれましたね。もしかしたらトラブルか何かで発売は遅れるかもしれませんが、なぁに、これだけ待ったのだから別に1ヶ月や2ヶ月延びたって構わない。待ってる時間も楽しいものだ。


それにしても、だ。ITF10のリリースにチェアマンクラスの人間の手が必要だった事にも驚きだが、それは詳細が不明なので置いておくとして、彼がUtadaを、そして今後のUtada Hikaruをどう捉えてくれているのかが気にかかる。今度こそ、レコード会社から大きなバックアップを得られるかもしれない。それがいいことかどうかは一概には言えないが、そういう可能性が拓けるというだけでワクワクする。まぁそんな先の事はいい。今はITF10のリリースを首をバンビ並に、いや万里の長城並に長くして、楽しみに待つことにしよう。