無意識日記々

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得意と苦手と

たまに、ものすご〜く軽い話題を提供したいな〜と思ってみるけど、自分にそういう才能が全く無い事に愕然としてすぐ諦める。例えば、「宇多田ヒカルのバストサイズの変遷を推定する」なんてエントリーが書ければアクセス倍増だろうな〜とかそういうことなんだけどそもそも毎日アクセス数チェックしていなかった。どっちに転んでも無理っぽい。

Hikaruが今音楽番組を提供しているのは、そもそもInterFMがReal Music Stationとしてそういう提案をしてきたからだろうが、それを、人間活動中にも関わらず承諾したのは、そのコンセプトがHikaruに合っていたからだろう。前回も話したように、自分について(近況報告などを)話すのではなく、自分の好きな音楽について語っていればいいのだから、紛う事無き得意分野である。要は、こちらからしてみれば、内容がどうあれ、ラジオ番組をやって欲しいか欲しくないかといわれれば、やって欲しいに決まっている…いや、決まりきってまではいないか、でも、大抵はやって欲しい。その前提に立てば、そもそも今の時期にラジオをやる気になってくれる企画が立案され提案された事自体が大きい。

人間活動を始めるにあたって、自分の得意な事ばかりやっていても、みたいなスタンスもHikaruは見せていたが、だからといって苦手な事ばかりに従事していると「やる気」そのものを失ってしまう。苦手を克服するプロセスが定常的にうまくいっていればいいんだが、それはつまりその人が「"苦手克服"を得意としている」に過ぎない。えらい立派なやっちゃ。

このように、アウトプットを奨励するには、そのコンセプトに賛同できるかどうかが鍵になってくる。我々は日々義務に追われ過ぎていて、Hikaruのように「イヤだからやらない、やめる」とすぐに行動に移せる立場の人間の行動原理や発想をなかなか理解できない。前にメッセで「つらいならやめればいいんだよ」と言い放って、多くの読者に「いやそんな事言われても」「それが出来るなら苦労はしない」と苦笑された事もあるHikaruだが、特に何も間違ってはいない。ただ、それをずっとやってきた人間とやったことのない人間では心理的な障壁に違いがあるだけである。


…ならば、私もその心理的障壁を取っ払って吹っ切れて「この15年間の宇多田ヒカルのバストサイズの変遷についての推察」エントリーを頑張って上梓してみ…やっぱやめとくわぃ(笑)。