無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

FL15豪華&記念盤ハイレゾMFiT発売日

いやはや、リマスタリングの威力には吃驚した。あぁまで変わるもんかね。まるっきり新しいミックスがリリースされた…というのは言い過ぎだけど、この15年親しんできた人であればあるほど、その"違和感"は大きい筈だ。詳しい事は3月7日の深夜に大量ツイート投下しておいたのでそちらを参照の事。> http://twilog.org/i_k5/date-140308

さて、昨晩遅くに待ちに待ったハイレゾバージョンを購入したのだが、流石にリマスタリング自体はほぼ同じ方向性のようで、その点については新しい驚きはない。気になったのは、SHM-CD版に較べて、随分音量が小さい事だ。24bitだと細かくノイズが除去出来るからそんなに音量を上げなくても大丈夫、という事なのだろうか? 理屈はわからないが、そこを調整して聴き比べないとマスタリングの差異については何とも言えない。あぁ、そういえば大抵のプレーヤーには音量を一定にして再生する機能があるんだっけか。あとでやってみるかな…。

しかし、そうやって比較が素直に出来ない状況でも、何故だか先月述べていた「ハイレゾならではの印象」をここでも与えられたのは面白い。やはりここでも、高音域のせせこましさ、狭苦しさが緩和され、背景の見通しのよい音となっている。音楽自体が開放感等を要求する類のものではない為良し悪しの判断は聴き手の主観に委ねられるが、聴いていて疲れない、リラックスできる音だというのは感じる。この独特の抜けのよさは、観賞時間が長くなればなるほどボディ・ブローのように聴いてくる。

先月対照として聴いたハイレゾ音源は44kHz24bitだった。今回は96kHz24bitでの配信となる。となれば理屈ではソフトウェアアップコンバートと同じ手法で高音域を補完しているのだろうが、そもそも私が使ってるイヤフォンが上限20kHzなので96kHzの恩恵は殆ど受けていないのかもしれない。いずれにせよこの場所ではそこは論点から外しておく。恐らく16bitのマスターから24bitのファイルを作る事で何が変わるか、という点においては今までみてきた通りの効果がみられる、という事である。購入判断の一助になれば幸いですよと。