無意識日記々

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ヴィニー&ニールのリズム隊 at Luv Live

火曜日の朝は〜♪という訳で、まずはLUV LIVEからIn My Roomを取り上げてみようか。

TV Mixを聴けばわかる通り、というか、今回TV Mixを聴く事で改めて確認した事なのだが、In My Roomのバック・トラックというのはFirst Loveアルバムの中でも取り分けシンプルである。イントロ等を除けば、一部分を取り出して聴いた時にいちばん"何の曲かわかりにくい"トラックだともいえる。

そうだけあって、いちばん歌唱の空間に余裕があり、歌に耳を傾けるのが容易い楽曲となっている。それと共に、サウンドの密度が薄い分、一音々々の全体に与える印象の大きさが相対的に大きくなり、従って演奏者一人々々が持つ個性から来るニュアンスの違いがより如実に反映され易い構造となっている。

取り分け、リズム隊の影響は大きい。幾らシンプルなトラックでも、この曲は曲中でリズムが途切れる事がない為、リズム隊の2人はほぼ出ずっぱりだ。


さて、ここで先にヴィニーとニールの特徴について書いておこう。2人とも白人プレイヤーである為か(レイシストって言わないでぇ〜)、必要以上にファンキーになったりグルーヴィになったりする事がなく、どちらかといえば生真面目で、正確な(今のヒカルに言わせるなら"正義"の)演奏を披露している。また、2人で組んだ経験が余りないのだろうか(調べりゃええやん>自分)、或いは、スペシャルライブである為リハーサルの絶対時間が足りなかったのか、あうんの呼吸、という訳にはいかず、両者とも正確なタイム感で演奏する事で演奏の縦線を揃えているような印象がある。

そうやって出てきたリズム・サウンドは非常にコレクト且つタイトで、どこか四角張ってすら居るアクセントの強調が強いものとなった。ある意味、堅さを伝えても不自然ではない系統のサウンドなのだが、ヴィニーのタッチの微調整の効果か、最低限のスムーズさを失わないバランスの演奏となった。2人ともソウル/R&Bは専門外のジャンルだと思うが、それを感じさせない確実なプレイである。


これにヒカルの歌唱がどう影響されたのか。それが本題だよね。でも字数が来たからまた次回ね。(笑)