無意識日記々

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カクレンボの鬼とニラメッコして笑わせる?

LIVE DAM」の「まま歌」サービスって一体何なんだ!?

いや、サービス内容に文句がある訳ではない。LUV LIVEの映像を観ながらHikkiと一緒にカラオケを楽しめる。大いに結構。確かに楽しそうだが、私が引っかかったのはそういう話ではなく、こういうサービスをこのタイミングで展開してくるプロモーション態勢についてだ。

普通に考えれば、タワレコ渋谷のメッセージ・ノートが撤去されると共にFirstLove15周年祭は終焉を迎え、甘酔再放送の終了と共に状況は収束に向かう筈だった。それなのにこれは…勿論、ただ単にカラオケ関連のサービスはスタートまでに時間がかかるのが通例だからここまでズレ込んだ、とも解釈できようが、こちらとしては、こうやって話題を提供してきてくれるという事は「復帰が近いのではないか」という風に思ってしまう。或いは、本当にファンにシグナルを出しているのかもしれない。三宅Pが「もうすぐかもよ」とラジオで言ったのは、照實さんが言うのとは訳が違う。何の信憑性もなくあんな事を言う人ではない。何か具体的な動きがあるのだ。

しかし、だとすれば気になるのが、熊淡の1月のお休みである。あのタイミングでヒカルがSuper-depressed(チョー落ち込む)するとは、本人も含め誰も予想していなかったのではないか。それが、今年の予定に狂いを生じさせている遠因になっていたりすると、例えば今回のLIVE DAMのサービス開始は、随分前から準備されていただろうから、シグナルとしてはやや的外れとなってしまっている恐れもある。これは、なかなかわからない。

でもな。そもそも、この人は「シン・エヴァンゲリオン」と「キングダム・ハーツ3」というビッグ・コンテンツを抱えているのである。両方とも、「今更宇多田ヒカル以外だなんて有り得ない」というファンの空気が出来上がっている。特に後者は、日本語版と英語版の両方を歌える人でなければならないので、そもそもの選択肢が少ない。国際的な人気、というのみならず、突出した日本での人気にまで配慮しなくてはならない。

両コンテンツとも、今年から来年にかけての何処かで発売の発表があるだろう。当然、ヒカルの貢献は桜流しスタイル―即ち、近影は見せず、楽曲だけは提供して、人間活動は継続する、という可能性も残されているが、こうやって様々なシグナルが宇多田陣営から発せられるのを見ていると、寧ろこれで年内に復帰しなかったらおかしい、という流れが強くなってくるだろう。本人の心づもりがどこにあろうと、ファンの方が「もう活動再開してるようなもんじゃん」という気になってきてしまう。

つまり、ここらへんの「心理のあや」の勝負なのだ。向こうからのシグナル自体も、もしかしたらレコード会社による、まだ揺れているヒカルの心に対する揺さぶりかもしれない。つまり、既成事実をやんわり積み重ねて「はいどうぞ」と言わんばかりの体勢に入りつつある、という事だ。特に梶さんなんかはそういう事をしそうにないけれども、しかし、一言で言ってしまえばそれがムードというものなのだ。日本語では。ここらへをの微妙な心理の駆け引き、実際どうであったかは、年末までには明らかになっているだろう。果たして我々は今年どんな表情で年を越すのか。今から楽しみになってきた。