無意識日記々

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ドタバタ土壇場キャンセル祭り

いよいよブライダルウィークに突入という事で多分俄かに周りがガサゴソと喧しくなってくるだろうが…気にはなるものの別にやる事もないので、静観で。

週末はポールマッカートニーが来日公演ドタキャンして大いに取り上げられていた。まぁ別に公演中止は珍しい事ではないのだが連日開演直前での告知という事で混乱は避けられなかった。ただ、ポールといえば掛け値無しに生ける伝説であり、いうなれば法皇が来日したようなものであるからして(「俺たちはキリストより有名だ」と言ったのはジョンの方だっけか)、中止に怒るよりポールの体調を気遣う声が多かったとか。遠征組の気分と懐事情はまた別として。

ヒカルも一度だけ公演をドタキャンした事があって古いファンならよくよく御存知だろうが14年前のボヘサマ徳島公演だ。それ以後の公演はキャンセルせずに務めあげた訳でそう考えると大した事はなかったのだが夏休みという事もありワイドショー他で大々的に取り上げられ必要以上に話が大きくなってしまった感がある。ヒカル本人からすりゃ一大事に変わりはないが周りがそんなに騒ぐ程の事でもなかった。

ドタキャンの歴史はその後2002年の笑っていいともからの媒体出演や2009年5月以降の全米プロモーション、更に昨年のラジオ出演位だろうか。15年活動してて今書き下せる程度なのだから、少ないとは言わないが決して多くはない。過去15年で学校や職場を当日病欠した回数を各自数えてみるといい。

ヒカルファンの反応の大きさは、そういったドタキャンに対して不甲斐なさや情けなさといった評価を下す方向にではなく、ひたすら体調を心配する方にあらわれる。そういうファンを自ら引き寄せてるんだから仕方がないが、だからこそ余計に話が大きくなるという面もある。それがヒカルにまたフィードバックして責任の大きさを痛感してまた落ち込むみたいな循環になっているような気がする。

ただ、今年1月のラジオ欠席に対する反応をみていると流石に双方慣れてきたかなという思いもある。あんまり騒ぎ過ぎないのがお互いの為だ。「またドタキャンか」という風な慣れ方は、確かに望ましいものではないのだけれど、今までが過剰だったと思えばそこらへんで案外妥当穏当なのではないだろうか。何より、ヒカルのプレッシャーが軽減される。毎度言っている事だが、ギリギリまで粘るよりも8割位の所で見切りをつけて先手をとって予め告知して休む位の方がトータルでの損失は少なくて済む。そういう判断が下せるかどうか。

案外、そういうのって仕事に関わっていない家族からの「ちょっと疲れてはいないか?少し休んだ方がいい」といった助言によって気付けるものだろうから、今回Hikaruに新しくMusic Businessに関係のない家族が増える事は、Hikaruにとって心身ともに大きなプラスになるだろう――ってブライダルウィークに相応しい締め方になっちゃったよ、あーあ。