無意識日記々

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浜松編から東京編へ

片岡鶴太郎大地真央が加わって、途端に画面がコントっぽくなるかと思いきや、なんのなんの。カメラアングルは相変わらず好調で、広大なセットやロケ地を綺麗に切り取っている。夜の君子など見事なものだ。

第1回から思ってたが言うのを我慢してた。監督、絶対小津好きだろ。あー言えた。でもそんな年齢だっけ?

という感じで『花束を君に』は毎日画面から流れてくる。すっかり馴染んだという人も多いだろう。ここからだよね朝ドラの主題歌は。156回の刷り込みの威力たるや。ただ、そう簡単に口遊めないので、かなりの部分鼻歌でごまかさざるをえない。花歌だからちょうどいいってか。言うとる場合か。

最終盤になると『花束を君に』の『君』は君子の事を指したりするかもしれないな、とネタバレなんだかよくわからない事を書き記しておく。たぶん、これ書いた本人もその頃には書いた事を忘れているので、大丈夫だろう。

花束を君に』のメロディー構成が基本的に2つのパートしかないのは、90秒或いは60秒の枠の中にひとまとまりの流れを封じ込める為で、恐らく、意図的だろう。『真夏の通り雨』のNEWS ZEROでの1分が(フルで聞いた今となっては)ブツ切り気味と思えるのとは対照的だ。流石に日曜日の一週間まとめにまでは気が回らなかったようだが。

こうやってみると、当初の印象より、更に更に歌とドラマが深く関連しあっているように思えてくる。今度はドラマの方で歌の歌詞を拾い上げてくれる展開があるかもしれない。EVAQがシンジとカヲルを一緒に寝させて『Beautiful World』の『君の側で眠らせて』の部分を拾い上げたように。引き続き、『花束を君に』を気に入っている人は、『とと姉ちゃん』も注目してあげて、くださいな。