無意識日記々

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差し挟む #とと姉ちゃんの感想

今週のとと姉ちゃんも、相変わらず雑だねぇ。殆どの人がながら観なんだから、くどいくらい丁寧に描かないと伝わらないのにね。プロットには共感できたとしても実際のストーリーには引っかかりが多くて色々気になったまま話が進んでいく。一方、役者の演技は安心して観ていられる。高畑は朝ドラらしいフレッシュさ皆無の芸達者ぶりで、毎度見せる素になるギリギリの自然な返しが名物だ。大地真央の担架は本当に漫画みたいだし秋野よう子の年寄りぶりも随分うまい。向井理はキャラのうざさと見た目の爽やかさの中和させぶりが好感度の源になっている。

でもまぁいちばん光ってるのは鞠子役の相楽樹だよね。先週から進路の話になっていてクローズアップされる場面が多いが、およそ彼女に最も似合わないと思われるアップの三つ編みおさげでもその魅力を隠し切れなくなってきている。まぁ似合う髪型にしてしまうと画面上で完全に主役を食ってしまうしこれ位でちょうどいいのかな。高畑の方も前髪はおろした方が似合うだろうにしかしさこは時代考証が入ってしまうのか。そろそろ美子役の子も参加してくるだろうし、2ヶ月経過してやっと手駒が揃うかなという気分。視聴者の方も学生時代は序章的捉え方をしているようなので来月からの展開に期待か。

そういえば、視聴率のチェックを忘れていた。ニュースになっていないところをみると(って細かくチェックしている訳ではないけどね)、きっと伸び悩んでいるのだろう。3姉妹が揃ってからが勝負だ。しっかり者の長女と三女がお調子者の次女を挟む大室家とは真逆の、しっかり者の次女がバランスをとる構図になりそうなので、それを既に散見されているコメディタッチとどう融和させるかが見所だろう。

視聴率が下げ止まれば(回復する、まではいかないかなぁ)、また『花束を君に』が注目される機会も増えるだろう。iTunes Storeチャートでも未だに上位に名を連ねているし、まだまだあと4ヶ月、売れ続けてくれるのではなかろうか。また土曜日の最後に採用される事もあるかもしれないし、二番以降の歌詞もどこかで使われる事を期待する。

放送開始2ヶ月も経ってまだ新規が入ってくるのか、と言われれば、来るんだこれが。朝ドラはそれ位に強力な枠なのである。昔も、たぶん今も。あとは、ヒカルの側のニュースもかぶさっていけばまだまだ相乗効果が期待できる。さしあたってキャンペーンが終了する6月19日の父の日あたりに新情報が来てくれればテンポがよいのだが、果たしてどうなりますかねぇ。