無意識日記々

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選ぶ/選べない/選ばなくていい

浜崎あゆみの「アルバム全曲先行試聴」が話題になっていた。てかそういう記事を読んだ。サブスクリプション云々という話になるとややこしくなるばかりなので割愛して。「ヒカルのアルバム発表の仕方ってどうなるの?」というのが当面の興味だろうか。

前に梶さんがツイッターで「アルバムはCDでも出します」とかいう趣旨の発言をしていたのでその点に関しては問題ないだろう。遅かれ早かれ今まで通りの方法でなんら問題はない。

問題なのは「遅かれ早かれ」にこだわる場合だ。「一刻も早く聴きたい」という人にとったら、配信やらストリーミングやらはどうしても気にかかる。そこを整理しておかないと、何も悪い事してないのに不興を買うという芳しくない展開になる。

折しも、『真夏の通り雨』と『花束を君に』が有料配信でゴールドを獲得したという報も貰った。プラチナでなくてガッカリした、と言っていいのかどうか。10万DLと25万DLのうちのどこか、という事になる。『花束を君に』は半年間地味に積み続けるのでまだわからないが、ひとまず、“売れていない訳じゃないが爆発的という訳でもない”という捉えられ方をされそうな雰囲気だ。

かなりの数の人が「配信はどうもなぁ。』「フィジカルが欲しい。」と思っているとしたら、アルバム売上にそのまま反映されるだろう。そう考えると、アルバム周りでややこしい事はしない方がいい。「配信はよくわからん」「物足りない」「苦手」という層に「安心」を与えるのがCDアルバムだ。


ここで開き直るのは結構勇気が要る。「何の工夫もしないだなんて単なる手抜きじゃないか?」という不安がよぎる。当然だと思う。そこをシンプルに出来れば、安心した人たちがぐわっと買ってくれる。そう算段できるほどナイーブでもない。

取り敢えず、色々やるんなら全部同日がいい気がする。次善策だが、その日に誰もが「自分の選択肢がある」と感じれてくれれば、問題ない。何かひとつのフォーマットが有利を被るとなれば、途端に混乱が起こる。選ぶのもストレスだが選べないストレスより遥かにマシだ。でもやっぱり、選ばなくていいのがいちばんだ。朝ドラの主題歌を担当したのだから、そういう目線が常に必要になってくるだろうな。