無意識日記々

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12週前発表の理由

アルバム・モード。言うは容易いがすぐには移行できんわな。まだ「出します」言うただけで、何も変わっちゃおらんのだから。

何故こんなに早い段階の発表になったのか、と思ったが、そうか、オンライン予約があるからかな、そう思った。SCv2から6年、「HEART STATION」から8年ともなると、流石にオリジナルフルアルバムへの需要は読めない。ならば、早めに予約をして貰ってみてそこから総需要量の予測を立てようという算段なのかもしれない。それなら辻褄が合う。

現時点で計れるのは、「宇多田ヒカルのニューアルバム」というだけのブランドイメージと、それに『桜流し』『真夏の通り雨』『花束を君に』の3曲に対する評判の合計だけだ。このあと、アルバム発売前に最低一回以上はシングルカット―いや、リーダートラック先行解禁があるだろう。それのプロモーション規模次第で最終的な初回出荷枚数が推し量られよう。

信販売と異なり、フィジカル商売は需要予測が総てと言ってもいい…と言い切るのは少し違うのだがそういう面もあるのは否めない。タイトルが発表できない時点で、えぇっとアマゾンで総合2位だっけ? 瞬発力を見せたのは評価したいところ。CD買うのなんてそれこそ宇多田知ってる世代が最後尾な訳で、今回はその点心配しなくていいだろう。

あとは、リーダートラックの出来次第だ。「朝は主題歌を聴き終わったらチャンネルを変える」とまで言われるほどに『花束を君に』は好評だ。ドラマが終わるタイミングでのリリースという事で、記念にと手を伸ばしてくれる人も居るだろう。そこまではいい。そこからだよね。

リーダートラックの扱いについては、やはりCDシングルの発売は見込めない。やるだけ無駄、という空気はある。チャリティーシングルなら別だが、シングルカットでそれをしてくるかというと疑問だ。最もオーソドックスな手法としてはミュージックビデオをフルでYouTubeにアップロードし、その再生回数でプロモーションを展開する事だが、直近3曲はショートバージョンの公開にとどまっている。『桜流し』のように3日間限定フル公開の手法をとってくるかもしれない。

あとは、もう書くのも飽きてきたが(笑)、タイアップの規模とタイミングだ。アルバムタイトルが、決まっているけど公開できない、と言うのであれば(それじゃ「未定」じゃねーじゃねーか、というツッコミはさておき)、タイトルトラックがリーダートラックで、タイアップ先への連想がはたらき兼ねない、という予想も可能だ。そのタイミングと規模次第でアルバムの話題性は大きく変わる。庵野秀明の「シン・ゴジラ」も間もなく公開という事で、7月下旬以降のタイミングならEVA関連…というのは流石に拙速過ぎると思うが今の所頭の片隅に置いておかねばならないだろう。Kingdom Heartsシリーズも同様である。勿論いちばん可能性が高いのは未知のタイアップなんだけどね。

いずれにせよ新たなる新曲の発表も間近なのは間違いない訳で、心踊らせて待っておく事にしませうか。