無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

This is the one who holds SONY

「あなたが待ってる」のプロデュースの話より、『忘却』のMV販売の話より、スタッフの移籍の話より昨夜のヒカルの連ツイの方が「おぉ、動き出したな」感が強いのは何故なんだぜ。昔はこの役割を『Message from Hikki』が担っていたんだが、まぁいいか。

インスタグラムに上げられた写真は左が「80年代や90年代のヒップホップってこんなポーズで写真撮ってたよね」という雑誌の表紙で、右がヒカルによる「80年代や90年のJ-ポップってこんなポーズで写真撮ってたよね」というパロディだ。きっちりしたフォントを持ってきてて雑コラ感がないのは写真の解像度が低いせいなのか何なのかよくわからないが、手に持っているものが意味ありげだ。遠目にもわかる「SONY」の4文字。ヒカルなりの「お引越しますた」という挨拶代わりなのだろう。

しかし、その"手に持っているもの"が何なのか判然としない。タブレットなのかフォトフレームなのかはたまた裏表紙にSONYの広告を入れた雑誌なのか。ヒカルとしてはSONYの4文字が入っていれば何でもよかったのか或いは何か新製品のCMに出演する予定があるのか…。「この豆腐の白は現代の不安を象徴していますね」「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」というやりとりが思い浮かぶわ。(←お前が雑コラやんけ)

その昔、UTADAというワンワードネームにしたのは「SONYとかHONDAとかみたいな」ジャパニーズ・ブランドのイメージもあったというくらいだから、「SONYUTADA」という組み合わせは非常にキャッチーに響く。アーティスト名は、特に国内では宇多田ヒカルで変わりないと思うし、Utada Hikaruという名前も『光 Ray Of Hope Mix』のヒットで全米でも通用するようになった為果たして"UTADA"という5文字がまた使われるかというと微妙に揺れ動くところだ。

私としてはシンプルに「UTADAの3rdアルバムが聴きたい」という願望があるし、Hikaruとしても全力で2枚のフルアルバムを作ったという自負があるだろう。しかし、UTADAという5文字を優先的に使用できるのは誰なのかという問題もある。こうなると著作権より商標権の話になるが。Webで登録調べられるのかな。

ここらへんはユニバーサルとどこまで友好に別れられたかが鍵になる。どういった理由で移籍を決断したかはわからないが、ファン側からすると『Utada The Best』みたいなのはもう懲り懲りなので出来るだけ穏便に済ませて欲しいのですよ。