無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

今はまだダッサダサなソニーのリングリモコン

SONYに期待する事といえば次世代のウェアラブルバイスだ。今はスマートフォン全盛で、5インチくらいの「画面」が入出力を兼ねている。現代のタッチスクリーンの技術の進歩は大したものだが、これが最終形態という訳でもないだろう。まだ何かいけるはずだ。

その最右翼は、今は頓挫しているGoogle Glassである。メガネだ要は。勿論ここから更に進化してコンタクトレンズタイプのデバイス(スクリーン)も開発されるだろうが、コンタクトレンズ自体が発明されて久しくともメガネの利用者が居なくなる気配が無いのと同様、ウェアラブルバイスもメガネで"止まる"と思われる。即ち、そこで一旦最終形態を迎えるだろうと私は読んでいる。

裏を返せば、あと2,3年位ではGoogle Glassが主流になる事はないだろう、とも言える。いや誰もがそう思っているんだろうが、だからといって諦めるべきではない、ここに向かうのが正解だ、と言いたいのだ。

視覚出力はメガネで十分だ。今のようにわざわざ5インチ6インチの平たい板をポケットから取り出す必要はない。あとはApple Watchが「空中投影」が出来るようになればそちらも流行るだろうが、やっぱりメガネがいちばん便利だろう。

聴覚出力の方は、しかし、Appleがようやくワイヤレスイヤフォンに本腰を入れ始めた。様々なアイデアが込められているが、「メガネからぶら下げとく」が結局最強になると思うんだがどうだろうな。


で。問題は入力装置なんだが。キーボード、マウス、タッチスクリーンときてAppleはSiriの活用を狙っているんだろうか。つまり喋れと。確かにこれは便利だが、私ゃ違う方向を考えている。指だ。

手袋か指サックか指輪を身に付ける。どれでもいいよ。技術的に可能なヤツから。例えば親指を人差し指にこすりつけたらトラックパッドと同じ動きができるようにならないか。要は空中マウスの極小デバイスである。指輪型なら、リングリモコンとでも呼ぼうか。何本かの指に装着して、スイッチオンをすると、リング同士の相対的な位置で様々な入力ができる。てのひらマウスかな。

まぁまだまだそんな装置は先だろう。ただ、リングリモコンと呼ばれる装置は既にある。私の持ってるウェアラブルウォークマンに既についている。しかし、これが不格好なまでにデカい。いやはや、リングリモコンゆうてるけどどこがリングやねんと。私は別に要らないので使っていないのだが、これが進化していくと次世代入力装置に化ける気がしている。

ここでSONYがその価値に気づけるか、だ。ウェアラブルウォークマン、即ちイヤフォン型ウォークマンの欠点は画面がない事だ。いくらイヤフォンの中に数千曲入れられるとしても、選曲できなければ意味がない(いやシャッフルで楽しめばいいんだけどね)。スマートフォンBluetooth連携して(旧)Songpalというアプリを使えばスマートフォンをリモコン代わりに使えるのだが、ちょっとウェアラブルのありがたみが薄れる。イヤフォン型ウォークマンの魅力は、イヤフォンだけで完結する事だからね。

しかし、リングリモコンが進化するなら話は違ってくる。サイズが普通の指輪くらいになって、例えばくっつける指の組み合わせで再生停止早送り早戻しフォルダー送り等が出来るようになればこれはかなり便利である。ここからはGoogle Glassがあった方がいいのだが、なくても、Siriのような音声ガイドを頼りにして指先とリングだけで曲名検索とかアーティスト名検索とかできるようになったら面白い。

そういう方向にリングリモコンを進化させる事が出来ていけば、SONYは次世代ウェアラブルバイスの重要な一角を占められるように思うのだ。イヤフォン型ウォークマンは今はまだまだニッチ市場だし、今後もそうだろう。しかし、そこで生まれた外音取込機能と(その話はまた回を改めて)、リングリモコンは、今のままでは本当に何の事はないが、そこから順番に進化させていけばSONYGoogleAppleと肩を並べる存在に押し上げてくれるかもしれない、とそんな妄想をしているところである。


…なんだ、私はSONYファンなのだろうか?(笑) まぁ、AppleGoogleSONYもどれも有り難く利用させて貰ってますが、ヒカルが移籍したせいでか、SONYに余計な肩入れをしている感は否めなくなってるなぁ。もしかしたら次回もまたSONYの話になっちゃうかもしれんよ? ハイw