無意識日記々

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ふらっと旅をするのもまぁいいな

TBS日曜劇場「ごめん愛してる」の中盤で『Forevermore』のアコースティック・ギターインストゥルメンタル・バージョンと思しき音源が流れた。オリジナルを聴き慣れているのもあるが、やはりドラマチックなメロディーラインだなと再認識。テレビドラマのバックグラウンドミュージックにうってつけなのは、リズムや歌を抜いても変わらない。

売上も好調で、iTunesStoreではドラマの放送がある度に3位付近に返り咲いている。逆にいえばまだまだ認知度を上げる事は可能で、開拓すべき余地が市場に残っているという事だろう。即ち、ここからドラマの視聴率が上がっていけばもう一伸びが期待できると。頑張れ日曜劇場。…と言っても、ググればここからの展開がわかってしまうリメイク・ドラマ。注目されても余計なネタバレが増えるだけかもしれず、居心地がいいかは微妙な所。このまま中空飛行を続けてくれた方が好都合ではあるかもしれない。


ヒカルの新しいツイートはコードの書き方について、だった。B♭mにB13を汚く書くと読みづらい、という話。このコード、直接には今までのヒカルの曲にあまり出てこなかったかもしれない。ちゃんと参照した訳ではないけれど。もしかしたら、また誰かと共演しているのかも。

ここ20年余りヒップホップカルチャーがアメリカンポップス(っていう言い方は皮肉にしかならないが)の中心を占めるようになってコラボレーション、つまりクレジットの上ではフィーチャリングがどどんと増えた。更に2010年代に入って"DJの世代"に入ると、彼らが歌う訳でもないのでフィーチャリングの人数がどんどん増えていき、最近では一体何人名前を連ねるの、結局一体この曲は誰の曲なの、という事態が増えてきた。

これは、アメリカの音楽市場のメインストリームがストリーミングに移りつつある事と因果関係があるのだろうか。クレジットが長くなればなるほど、プレイリストを侵食できる機会が増えるとするならば、今後2〜3年はこの傾向が続くのかな。海の向こうの事情は知らない。いやこっち側の事情も知りませんが。そのうち長大クレジットに対する対処もストリーミングサービスの中で出されていくかもしれない。そっちが先、かな。

海のこちら側である我々はそんな事を気にする必要はない。ヒカルの場合自分がネタ切れになってアルバム用に10曲以上揃えられなくなってきたら誰かの手を借りる傾向がある。間違ってもアルバム全体がフィーチャリングで埋め尽くされる事はない。とすると、B♭mB13はたまたま珍しいコードで歌ってみただけ、なのか或いは既にネタ切れ…アルバム制作終盤戦なのか…? まだちょっと早過ぎるな。焦らず行こう。

…でも、油断は禁物だよね。『This Is The One』が前のアルバムから間隔1年弱で出たんだから。