無意識日記々

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なかった事にしたい話パート2

またミサイルか。これって、騒いだ方がいいのか黙っといた方がいいのか、どっちなのか。朝鮮民主主義人民共和国さんの状況や都合は何も知らないので、どちらが情勢を悪化させるか好転させるかは、わからない。ただ確実に言えるのは、話題にすればする程日本国内の好戦的な(自滅型ともいう)傾向を勢いづかせる結果になるので、なるたけ騒がないのが(その点では)正しそうだ。

この傾向は昨今いよいよ残念な方向に増強している。例の「虐殺はなかった」的発言の数々も正気ではできない。それは、「あった」が通説である現代においては「我々は虐殺したら隠蔽しますよ」と宣言しているに近いのだから。仮に万が一史実を丹念に追う人がそういった転換的事実に遭遇した場合、発言は極めて慎重になる筈だ。上記の通り「私は虐殺&隠蔽します」勢の一員と見做される可能性が高いのだから。順を追ってひとつひとつ資料と証拠を積み重ねて、説得力が段違いになった所でなければ結論は発表・発言できないだろう。

ドイツではこういった好戦的な傾向に対して特に厳しい態度がとられているときく。ナチスを礼賛するものどころか、直接連想させるものまで取り締まりの対象だ。戦後70年以上経過しても国際社会に対して及び国民に対して安全性をアピールし続ける必要性があるのだろう。その点、日本はとても緩い。上記のように、ほぼ「自分はいざとなったら虐殺するかもしれません。しても隠蔽すれば何の問題もないのですから」と言っているに等しい「虐殺はなかった」勢が逮捕されるような状況ではない。ある意味、そうしなくても周辺国が警戒しない程平和な国になったと開き直る事も可能だし、本来それが望ましい姿なのだが、現実は他国籍のこどもたちがいじめにあうだとかしっかり実害が出ている模様で。そのうち国際的にも警戒されるようになるかもしれない。残念な話だ。信頼を勝ち得るのには何十年もかかるのに、失うのはまたたクマだな。

通説を覆す学説に対しては、本来最大限の配慮と保護が必要だ。しかし彼らの発言は学説ではなく、ただの虐殺予備軍宣言に過ぎない。出来るだけ近寄らずに過ごすのが一般人としては正しい態度だ。私もそうしよう。今回のエントリーも梶さん話の時と同様、"なかったこと"にして次回からまた通常運転に戻りたい。

…この「次回からまた戻りたい」は本当に罠なので、本気で気をつけていきたいと思います、ハイ。