無意識日記々

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Don't Think Why it's ...

前作の『Fantome』はアルバムタイトルがフランス語、曲タイトルが総て日本語という特異な作品だった。続く最新作『初恋』は初めての日本語アルバムタイトル。一方曲タイトルは『Play A Love Song』『Forevermore』『Too Proud』『Good Night』の4曲が日本語、『あなた』『初恋』『誓い』『パクチーの唄』『残り香』『大空で抱きしめて』『夕凪』『嫉妬されるべき人生』の8曲が英語のタイトルになっている。ちょっとバランスが変わったな。

勿論、タイトルが英語だからといって歌詞まで総て英語かというとそんな事はなく、少なくとも『Play A Love Song』『Forevermore』『Good Night』の3曲は日本語主体の歌であると判明している。あとは『Too Proud』がどうなるか、だがここに『featuring Jevon』とついている事から、この曲に関しては英語詞なのかもしれないと考える事もできる。

「JevonさんてどちらのJevonさん?」というのは最初疑問だったが程なくしてご本人からUtada Hikaruのアルバムに参加している旨、表面があったようだ。素直に英語圏の人である。

しかし、だからといって『Too Protd』が全英語詞かというとなぁ。昔『タイム・リミット』でも英語圏のゲストを迎えたが、一部の味付けとして英語でラップを披露して貰っただけで、歌自体は日本語の歌だった。今回もそんな感じじゃないのかな。

そこの態度をどう捉えるか。「Utadaでのような全英語詞の歌はもう歌わないのか?」「英語詞曲のみで構成されたアルバムはもう出さないの?」という疑問が湧き上がる。ヒカルの歌が聴けるならフランス語でも中国語でも何でもいいのだけど、それでもやっぱり気になる点である。

ここで、『Don't Think Twice』が『初恋』に収録されていない事を思い出す。幾ら何でも今後どこかでオフィシャルリリースすると思うが、それが果たしてどんなタイミングで、どんな形態になるのか。『Ray Of Hope EP』の好成績からして、北米だかどこでだかのキングダムハーツさんのリリースに併せて『Don't Think Twice』をフィーチャーしたEPがダウンロード販売される可能性が高いが、それより更に先で全英語詞アルバムに『Don't Think Twice』を(再)収録する可能性も、ないではない。北米中心に考えるとそもそもアルバムをフィジカルでリリースするかどうかから検討しなくてはいけなくなるが、せっかく(たぶん)全英語詞での名曲が誕生したんだからそれを単発のみならずアルバムの流れの中で聴いてみたいと願うのは行き過ぎだろうか。

私に言う資格なんざ無いのだが言う資格の有無なんて無視して言わせて貰うと、最近英語圏のファンに向けたコンテンツが少ないので(『Ray Of Hope EP』があってほんまによかったなぁ)、どうにかして『Don't Think Twice』に花道めいたものを作ってあげたくなるのだが…やっぱ高望みかねぇ。活動してくれているだけで嬉しいのだから我慢すっか。