無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

お席を用意する事ができまままま

フライング決済なんてやって大丈夫なんか。前日の時間外ならいいのかもしれないが、運営の演出力には疑問符がつく。それ自体は大した事なくてもプロジェクト全体に対する信頼や期待感は薄れるだろう。

本来コンサートツアーというものは何十年もかけてノウハウと人脈を積み重ねるものだ。どういうバンドなりミュージシャンなりの哲学・思想…というとお堅いが要はノリである。どんなノリで活動しているのかを末端のスタッフまで理解させれる関係性の構築が云々…という所を宇多田ヒカルはすっ飛ばしてしまっている。寧ろ、大したうしろだてもないだろうによくも二回も全国ツアー成功させたな、と。

今うだうだ言っててもステージでのパフォーマンスがよければ総て洗い流される。逆に、事前の設えが完璧でも生歌がグダグダだったらどうしようもない。今はまだ旅の途中、いや、始まる前の準備段階だもんね。多少のミスは仕方がないが、あまり悪く言われるような対応は避けてね。


SONYに移籍してからどうも技術畑の、或いは出身の連中から余計な横やりを入れられているような気がしてならないのだが勿論憶測に基づく妄想なのでその話はしない事にして。ただ、今回プレイパスがついてないのはなんでなのかというのは気にはなっている。直近のなりくんなデビューアルバムにはついていたのに。あれは便利だと思ったのだがな。あれがないからってCDを買ったくせに配信をポチる人もそう多くないだろうし。私のようにCD、圧縮音源配信、ハイレゾ配信をいずれも購入してる、なんて人は…何人くらいだろ、500人とか? 25万人ならもっと居るかなー? 割合はわからないけれども、プレイパスを取り除く理由になるほどは居ないだろうし。へんなの。

若いファンや海外のファンから「宇多田は売り方がレトロだ」と言われてそうだが、ヒカルが日本で人気なのは年上を魅了したからで、その層にアピールし続ける為には寧ろアナクロでレトロで居続けた方がいいのだ。なので、今後は最先端の技術、とオールドファンの「新しいものに手を出さなくなっていく」という意味での"老化"の間のバランスを如何にとっていくかが課題となる。若いファンが増えていく中で、ジェネレーションギャップはテクノロジーギャップだと自覚した上で長期的な展望を描いておいて欲しいのだが…無理なんだろうかな。ひとまず今回のチケット売買が滞り無く進むよう願っておきますか。