無意識日記々

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#裸婦抱く でまさかの百合厨大歓喜

MCに続いては『ともだち』だった訳だがここでもきっちりと─サプライズとまではいかないまでも─仕掛けが施してあった。ホント毎曲何かしら工夫がしてあって飽きさせない。工夫なんて無くても飽きないけれど、あるに越した事は無いのです。

この曲が終わった後にMCで名前を紹介してくれたのだが、『ともだち』が始まるとダンサーのタカセフキコさんがサイドから登場して踊り出したのだ。ヒカルはロングドレスのままなので歌って踊るという訳ではなかったのだが、ある程度対というか呼応するようなフリを時折見せていた。操り&操られ人形みたいな関係性が舞台の上で表現されてゆく。『ともだち』という曲自体思い人に告白するかどうかという微妙な距離感を歌ったものだから、ヒカルとフキコさんの距離が近づいたり遠ざかったりすることでその揺れ具合を表現しているみたいでなかなか面白い試みだった。

しかし、いちばんのハイライトはやっぱりあの場面ですよ。

『胸の内を明かせたなら いやそれは無理』

とヒカルが歌うとこですよ。スタジオバージョンでは『いやそれは無理』の箇所を素に戻って歌うという画期的なチャレンジをしてくれて我々を驚かせてくれていたのにいざNHKで歌ったときは極々普通で若干残念だった人も多かったと思うが、この『Laughter in the Dark Tour 2018』公演ではしっかりと本来の素戻りをして『いやそれは無理』と半笑いで歌ってくれた。やった。なぜそれが出来るようになったかといえばそれはフキコさんのお手柄によるものだったのですよ。

どうなったかというと。ヒカルが『胸の内を明かせたなら』と歌うところですーっとフキコさんが急接近してきてあわやキッスかというところまで近づいたのだ! そこですかさずヒカルが自然に半笑いになって『いやそれは無理』と歌う。確かに、ステージ上でそれは無理だ! なんという力技! そしてなんという直球な方法だろう!

更に『ともだち』を歌い終わった後のMCでヒカルがフキコさんのことを『『Forevermore』のビデオの振り付けをやってくれたことが切っ掛けで。今やもう大事な友人の一人です。』なんて言うもんだからさぁ大変。『大事な友人』ってどれくらい?? もしかしてさっき『いやそれは無理』と笑ったのは
「舞台上では無理だから、また後でねっ(笑)」っていう意味だったの!? はぁぁ、妄想が捗る捗る。もともと『ともだち』はなりくんが参加してることもあって男性同士のお話なのかなと思っていたところもあったのだが、私の場合2018年11月7日を境に完全に女性同士のお話に固定されてしまいました。『ともだち』は百合の話です。嗚呼、百合厨大歓喜

という訳で(どういう訳だよ(笑))、極々一部の界隈で大変盛り上がった『ともだち』でありましたとさ。いやはや、やってくれるよねヒカルちゃんは!