無意識日記々

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大谷くん本塁打王おめでとー(パチパチ)

おぉ、大谷翔平本塁打王が確定したのね。おめでとさん。アジア人初ですって? とんでもない偉業だね。

でもねぇ。彼がこの3年間で成し遂げてきたもっと更にぶっとんでとんでもない偉業の数々に較べたらあんまりにもちっぽけ過ぎて、そんなにオーバーに称える気がしないわね。だって、本塁打王なんて毎年誰かが獲ってるもんだからね。彼には他に史上初の、100年以上誰も成し遂げる事の出来なかった快挙が山のようにあるのにね。アジア人初とかいってもルールブックで人種や国籍や年齢その他で記録が分けられてるわけでもなし。彼のこの3年間の大功績に較べたら些細過ぎることでしょ。そういうとこ、昨年投打既定同時到達が本塁打62本に負けてるからには、アメリカの人たちも勘違いしまくってんだろうな。

昔の話になるけれど、宇多田さんもあれだけの音楽家としての才能を見せつけながらデビューしたのに世間では(…具体的にどこの話?)「英語の発音がネイティブ!」っていうのがいちばん評価高かったからねぇ。目の前で誰も歌ったことのなかった革新的な日本語の歌を歌ってくれてるのに。各個人の価値観で歌より喋りを重視するとかならわかるんだけど、何千万単位くらいの集団全体で有り触れた能力と唯一無二の能力の区別がついてないのは流石にヤバいよ。

でもそれは今の私たちにもきっと言えることでねぇ。本人が気さく過ぎるから忘れがちだけど、あの人って「歴史上の人物」だからね? 何世紀か経ったら彼女の落書きが一般庶民の年収くらいで取引されるような。何世紀後かに文明があったらの話だけど。その人の活躍をリアルタイムで見れてる贅沢さに、なかなか気づけてないというか、それに慣らされちゃって感覚が麻痺してるというか。

このあと今月は、先月までよりは静かな日々が続くかもしれなくって、ついつい「あーヒカルちゃん何か呟いて~淋しいよぉ」って言い始める気がするんだけど、そしてそれは紛れもない本音だし、そうやって待望されてるうちが花だと本人もレーベルのスタッフもよくよくわかってるんだろうけれど、それが「マリー・アントワネット並みの贅沢当たり前気分」だというのは、心の片隅に留めて置いておいた方がいいかもしれないわ。「大谷くん、本塁打50本に届かなかったねぇ」とか「去年15勝だったのが今年は10勝になっちゃった」とか、それは紛れもない事実だけど、感覚が麻痺してるってこともまた事実として受け止めておきたいのでした。

全く関係ない余談なんだけど、アニメ「薬屋のひとりごと」のOPテーマは緑黄色社会でしたわっ。くっ、完全にレーベル的にもスタッフ的にも「お隣さん」じゃないですかっ。惜しかったっ。まさかヒカルが一旦やってきたオファーを断ったからお鉢が回ってきたとかじゃあ、ないよね? そんな風にプロジェクトは進まないよね? だとしても、惜しかったなぁ。まぁそこまでの名作でもないんで(観る予定だけど)、決まらなかったからといって悔しい事はないんだぜっ!(負け惜しみ)