他に書きたいこと読みたいことなんぼでもあるから後回しにしてたけど、試しにブログ検索してみたら私ゃ20回以上も使ってるんか「ジャニーズ」って単語を。あーそれなら何か言っといた方がええのかね。
とはいうものの、結局何がどうなっているのかはよくわからない。というのも、事態を伝える大手メディアが共犯者だからだ。軽減税率とインボイスの件もそうだよね。弱みを握られていたりそれで共に利益を得られる関係なら有耶無耶にして躱そうというのも形式的な理屈としては理解できる。共感は無理だけど。なのでどうにもコメントのしようがないわ。何を言っても騙された情報に基づいてるおそれが拭えないので。なので事件・事態自体についてはおいておく。
この日記で「ジャニーズ」の単語を使うときは大抵「ジャニーズとAKB（または秋元康）」という文脈で、だった。インターネットが普及してCDが売れなくなっていく中で業界を支えてくれてはいるけれど致命的に歌が下手な人たち、というなんとも両面的な評価をせざるを得なかった。2015年のサブスク解禁以降は彼らの影響力も低下して、2019年にOfficial髭男dismとKing Gnuがブレイクして邦楽での男声グループの立ち位置が変わってからは余り視界にも入らなくなっていた。ジャニーズは反インターネットなとこあったからな。まぁ、そんな風。
宇多田ヒカルとの関係性でいえばそこまで深くないというか、嵐と「花より男子」で主題歌とイメージソングを分け合ったり歌番組で共演したり、その嵐のコンサートに行ったり、とそういう感じだったわね。メッセではジャニーズからの圧力で他の事務所のボーイズグループが云々と結構危なっかしいことも書いていたので噂レベルであっても色々聞いてはいたかもしれないが、それ即ち取り敢えず利害関係や業務提携がないことを指し示してもいたのでよかったというかホッと胸を撫で下ろしたというか。
大きな会社の役員や社員が（背任等も含めた）犯罪者や元・犯罪者なのはままあることだが、今回の件は創業者がその犯罪行為を温床にして事業を展開していた点が非常に異なる。メディアはどう報じてるか知らないが、つまりそれって「犯罪組織」とか「マフィア」とかって呼ばれる存在だよね。規模が大きくなると末端の従業員が事情を知らない一般庶民であったりするのも類似しているわ。
そして、その「規模が大きくなる」の規模が余りにもデカい。放送業界とレコード業界と興行界のいずれもで一番手だったとなれば、“Too big to fail”、そのまま潰すと業界全体が共倒れになる恐れがある。あーこれって各与党とそれぞれの宗教団体の関係と同じなのかね。普通に取り締まったら国会議員が足りなくなるものねぇああいうのって。（憲法に何人来ないと法案が成立しないとか書いてあるんだっけか）
犯罪組織やカルトをベースにして国の形態が成り立ってきていたことが次々と判明する令和の時代、ってやつだよねコレ。確かに、思い切って潰すと副作用副反応が凄まじいというのはあると思うんだけど、上述した通り、サブスクによってジャニーズの影響が減った音楽チャートでは、取り敢えず男性ボーカルのレベルが格段に上がって邦楽全体のクォリティが底上げされたというこの10年弱の実積がある。だったら他の業界も、そういう犯罪組織やカルトに基づいた人たちは全員転職・起業してもらって、議員の皆さんも（与野党問わず）辞職してもらって、どんがらがっしゃんで再編成した方が、今まで彼らのお陰で押さえつけられて飛躍の時を逃していた才能たちがどんどん表舞台に立てると思うので、遠慮なく更地にして貰えればいいんじゃないかな、というのが私の私見なのでした。邦楽チャートって目下、少なくとも私の聴いてきた時代の中では、いちばん楽しいからね。今なら、例えばTM NETWORK もTMNももっと売れてただろうなぁ。30年早かったねぇそういう人たちは。
