裸婦抱く特設ページのFAQが人知れず書き直されてただって。ちょっと待って。
しれっとしているが、これはかなり問題だ。何がどうなってるかはさっきリツイートさせて貰ったからそちらを参照してうただくとして、これはつまり、CD封入先行抽選で当たってチケットを購入した人間にとっては、支払いが終わってから「約束と違う商品」が送られてくることを意味する。いいのかそれで。
勿論、裸婦抱くのチケットを“返品”するような人は極少ないだろう。しかし、障害者なんて少ししかいないんだから雇用なんて雑でいい、などと言ったら総叩きに遭うように、少数だからと切り捨てていいことにはならない。
最初の条件と異なる商品が送られてきてもなお「キャンセルは一切受け付けない」と言い張ることは出来るのだろうか。私は法律に明るくないから知らないが、心情としては納得出来ない。
しかし、何より気にかかるのは、宇多田ヒカルの名の下でそんなことをしてていいのか?という話だ。後から商品の内容を変えるのは場合によっては仕方ない、が、それを黙っているのはどうなのだ。ちゃんとこうやってFAQを書き換えたからいいじゃないかというのは無理がある。チケットを購入するまでは読むこともあるかもしれないが、購入者が一度読んだ場所を購入後にもう1度読みに行くことを運営側が“期待”するのは余りにも無理がある。
本来なら購入者全員にメールなりを送付して“返品”受付に応じるのが筋だ。それをしていない。もう今日から一般発売が始まるのだから購入者側は商品の検討をする期限に入っていくのだ。納得のいくお買い物をしたい消費者に対して幾らなんでも不誠実過ぎやしないか。
今回の変更点が周知されていなければ入場時のトラブルは増えるだろう。それも問題だが、しかし、それ以上に対応そのものに「宇多田ヒカルらしさが感じられない」のが大きな問題なのだ。ヒカル自身がコンサート運営の隅々にまで目を光らせるのは無理だろうが、己の名を冠する以上名への影響は避けられない。名声には興味ないかもしれないが、その名の下に集う人達を困惑させるのは避けたいだろう。別にコンサートは中止にしてもいいから、ヒカルの名が誤解されていく流れは押し止めて欲しいものだ。