無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

理詰めが支える快感

何となく音韻の話はテクニカル過ぎて人気がない気がするが光の作品を語る上で必要不可欠なので今年も書きますよ。"ライム"等と形容する場合、語の子音母音の反復と変化の組み合わせに注目しがちだが歌の詞は当然乍メロディを伴っている訳で音程と強弱も含めて考えられている。有機的な快感を生むフレーズ、例えばSMLNADの『時に病んで、もがいて、叫んで叫んで』なんかは理屈抜きで"言ってみたくなる"必殺フレーズだが、同じメロに似た言葉を載せた後同じ言葉を似たメロに載せるという粋な構成は確り意図的に設えないと出てこない。ルーズに見える位緻密に造ってあるのだ。