無意識日記々

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君の名は

「知る」という言葉に何となく引っかかる『ある日君の名を知った』の1節だが、名付けの意味に立ち戻って考える。通常、乳幼児期の我々にとって世界は1ッの統合体であり何の境もないのだが、何か部分に名を付け世界から"分かつ"事で対象を認識、即ち特別視をし始める。テクニカルな解釈になるが、分かつ事で人は分かり、解る様になるのだから、成る程世界と分かたれ一人になって初めて愛の意味に気付くのだしそもそもこの歌はGoodbyeHappiness、「しあわせにおわかれ(別れ、分かれ)」を告げる歌だから名を知る事は無垢な時代無垢な世界とお別れする事なのだ。