SML
ルールを破るのが公的な利益に反するのに対しセオリーを破るのは大概私的な利益に反するだけな為無関係な他者からは容認され得る。段平の抑止もきかずノーガード戦法等のセオリー破りな戦いぶりで快進撃を続ける初期の丈の生き様に於いて、然し、読者として…
ラストに流れるSMLの必然性はどうだろう、と鑑賞前はやや不安だったが確り劇中のセリフと歌詞が絡ませてあり一安心といった所。よくよく原作を知る身としては女性歌手を起用する事からして疑義を挟めたのだが今回の実写版は原作に較べ白木葉子(香里奈)の役割…
待ちに待った、というテンションは然程みられない―其れも其の筈、曲の全容は解ってるしLIVEで体験した人も(映画館で観た人も!)多いし光の映画に対する拘りもナイとくれば盛り上がる筈もない。楽しみなのは映画とのシンクロ具合だが、原作は実に特異な作品で…
随所に曲毎の連関を感じさせるSC2の新曲群、SMLの冒頭にもその気配を感じる。兎か否かは兎も角『湖の底へゆっくりとまた沈んでく 二兎を追う者、一兎も得ず』の流れはイソップ童話"金の斧"を想起させる。"湖に女神が現れて金の斧と銀の斧を"というシーン(原…
無理のある解釈だと承知の上で推論を展開すると、冒頭の『抑え込んだ其れは消えず湖の底へゆっくりとまた沈んでく』とは光の(扁桃周囲炎等)持病に対する不安が未々燻っている事の暗喩なのではないか。仮にそうだとすると直後の『二兎を追う者一兎も得ず』と…
何故SMLだけ詞の毛色が違うのか、単純な答は制作時期の差異だろう。今振り返れば"GermanMagic"な09年秋に最終ミックスしていたのはSMLで確定と思うが、当時の光はといえば、勝手な想像だが、5月に療養に入らざるを得ず関係者やファンにどう償おうかと思い悩…
兎に角"自分"を連発するSMLNADだが、肝心要のキメフレーズは『CanYOUshowmelove』な所がこの曲の"矛盾"であろう。頑張れ自分、と自らを奮い立たせる言葉で日本語部分を埋め尽くしていて特に"You/アナタ"の出る幕はない内容の為普通に解釈するならば鏡でも見…
いつ光がツイートを止めるのか気が気でない日々が続くが、未々露出は幾つかある訳で、特にSMLNADが映画とどう連動するかは注目だ。エネーチケー(って発音するよねw)でも1曲目に持ってきていたし少なくともEMIはもう1度テコ入れしたいだろう。流布中のCMでは…
何となく音韻の話はテクニカル過ぎて人気がない気がするが光の作品を語る上で必要不可欠なので今年も書きますよ。"ライム"等と形容する場合、語の子音母音の反復と変化の組み合わせに注目しがちだが歌の詞は当然乍メロディを伴っている訳で音程と強弱も含め…
何といってもSMLで私が食い付いたのはブリッブリに嘶き捲ってるベースサウンドだ。いつになくボトムに気合いの入ったこのサウンド、一体誰だろうと思ってクレジットを見てみると、ファンには"You don't know Velvet Revolver !? SHAME ON YOU !!"でお馴染み…
すぐにツイッターの宇多田ストリームが驚きとブーイングで埋まったSMLのタイアップ話、サンプルを聴けばボクシングにピッタリだとタチドコロに解ると思うのだがこういうのはやっぱり3年前を思い出す。気持ちイイ位に掌を返した、当初EVAの主題歌がヒカルだと…
ラウドだが古典的なバンドサウンドのSMLは、光の曲では初めてのハードロックといえる(嘘愛はデジタル世代の音だからね)。ライブ感を意識したユニゾンの威力は家や車で聴いてみても解らない、というのは秀でたギター&ベースサウンドとは"実際にデカイ音でデカ…
速過ぎる展開にアタフタしてる間にSML(NAD)のサンプルが公開され、然もソレが映画あしたのジョーの主題歌と聞いて2度吃驚。矢吹丈の生き様は筆者に深く刻み込まれている、というのも全編読み切った生涯初長編漫画がコレだったのだ(当時4,5歳)。クロスカウン…
夢の様な時間が続いているが、光は新曲で『夢じゃなくて愛をみせて』と歌っている訳でこの夢が醒めた後に愛を誰がどう描けばイイのか今から悩ましいのだがソレは兎も角。歌入れのタイミングがシンコレ2話が出る随分前の段階だった筈な為他の曲との整合性が気…