無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

明日、あしたのジョー

待ちに待った、というテンションは然程みられない―其れも其の筈、曲の全容は解ってるしLIVEで体験した人も(映画館で観た人も!)多いし光の映画に対する拘りもナイとくれば盛り上がる筈もない。楽しみなのは映画とのシンクロ具合だが、原作は実に特異な作品で、主人公の生き甲斐を物語中盤で殺めてしまうのが大きな特徴。「"親友"の死」という<通過儀礼>="A Rite Of Passage"を経て主人公がソレを乗り越える事なく真っ白な灰になる迄もがき苦しみ続けるという陰鬱なストーリ-に、抱える闇を受け入れて『私の内なるパッセージ』と歌い切るこの曲が一体全体どう響くやら。