無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

stoned skin evangelion

なんとなくEVAっぽい天気だ。蝉の鳴き方も気だるさが丁度よい。BWPbAMも、こういう残暑な空気に似合う。

今夜はEVA破TV地上波初登場。時間枠から考えてエンディングロールはバッサリカットかな、という話になっているが果たしてどうなるか。オープニングの提供バックのBGMに使われたらほぼアウトだろうかな…。配信がどれだけ伸びるか見てみたかった気もするんだが。まぁこれは見てのお楽しみという事で。

勿論、内容もさる事ながら注目なのは急+?=Q?の公開時期が発表になるか、なるとすればそれはいつか、という点だろう。主題歌の憶測については散々書き散らしてきた。要はBWの"意味がわかる"のは新劇EVAが完結した時なのだからもうずっとこの歌で行くべきだ、という話。あとはどんなリミックス、どんなバージョンになるかという興味。バラードやインスト、オーケストラとか合唱とか色々考えられる、と。歌詞が変わるパターンとか語ったかな? 新しくヒカル自身による素材を収録する必要のある場合は可能性が低いだろう。これだけ長期のプロジェクトなのだから、予め準備は出来ている可能性もあるし。

新劇EVA完結編への期待感は相当なものを感じる。全体の論調は恐らく、「時間が掛かってもいいから納得のいく作品を作ってくれ」というものだろう。前世紀のTV版からずっと、この作品は制作過程自体がメタ・ストーリーとしてファンの議題になるという希有な立ち位置できている。多くの人間が、EVAと伴走して人生を送ってきているのだ。

後発のアニメ作品も、EVAのクオリティに追いつき追い越せでやってきている。涼宮ハルヒは作品自体にオマージュを含んでいるし、過去の反省点から学ぶ事も忘れてはいない。まどマギも、作風的にも人脈的にもEVAとあんまり関係なさげなのだが事ある毎にEVAの影響力、波及力と比較されている。庵野監督が巨神兵を描いた事で繋がりのある宮崎駿やら、前世代のロボアニメ(って言わなくなったな〜)の象徴ガンダムの冨野監督の反応も楽しみだ。新旧両世代から、ここまで注目される作品も稀である。

主題歌を唄う、というのはあんまり実際にアニメ業界の人たちと関わりあう事にはならないから、ヒカルの人生そのものに対してはそんなに影響がないかもしれない。しかし、上記の様にEVAは作品制作過程自体が物語であり、それについて語る我々傍観者まで含めて作品の一部であるといえる。Beautiful Worldは、そのメタストーリー全体に対するテーマソングとなっているのだ。余り光の好む表現ではないかもしれないが、実に光栄な事だと私は思うのだった。