無意識日記々

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Softbank vs Docomoの犠牲者=私w

やれやれ、久々に電波干渉で原稿が飛んだ。普段の夜より短めのエントリーになるがそういう理由なので気にせず続きを書く事にする。

山本シュウさんがPassionのボトムサウンドをどう形容したものか逡巡していた場面が昨日の事のように思い出される。ヒカルがプロデューサー/アレンジャーとして頭角を表してきて以降、ペース・サウンドはより豊かなパーカッション・サウンドの補助としての機能が強くなった。

具体的にいえば、バスドラとシンクロさせる手法が目立つようになったためベースラインが掴みづらく、ベースライン単体としての魅力に乏しくなった面が否めないのだ。件のPassionはその中でもロック寄りのサウンドで、ベースは随分強調されているのだがベースはそれでも影が薄い。ヴィジュアル面でも太鼓は何十人に叩かせてサウンドの核である事をアピールしてくれていたのに。

お陰で、恐らく未だにEclipseのベースラインがPassionのソレと相似形である事を知らない向きも多いのではないか。Wild Lifeでかなりアピールできたとは思うけれども。

光がベースをシンプルにしたがるのはベースの音色でジャンル色が決まってしまうのを避けたいからだ、と誰かに指摘して貰ったがどこでその発言があったか思い出せない。まぁいいや。

とすると。仮に例えば東京事変的なロックサウンドをコンセプトにバンドを組んだりした時にはいちばん変化が表れそうなのはベースサウンドという事になりそうだ。先日の妄想ではレッチリのフリーを推してみたが、ここの選択がサウンドの方向性を大きく左右しそうである。

寧ろ逆に、だからこそ光はロックバンドなんか組まない、ともいえる。特定のベースサウンドに縛られては自由な曲作りが出来ない、という理由づけでね。

ただ、光が唯一気に入りそうな低音楽器がある。チェロである。Be My Lastでたった一本だけ楽器を使うとなった時選ばれたのがチェロであった。チェリストとのコラボレーションアルバムなんかであれば、光は将来実現させる可能性はあるかもしれない。ロックバンドよりずっと見込み濃いだろう。

以前PoLEPの時に指摘したように、光の声に最も似た音色の楽器はチェロだと思うのだ。特に低音部に関しては。その為、チェロという楽器がいちばん、光の歌そのものに呼応する事で特定のジャンルから自由になれる特権を持っていると考えるのだが如何だろうか。