無意識日記々

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宇多田ヒカルでイヤフォン選び

何だかただの日記になっていますがご容赦を。まぁ元々タイトル通り日記なんだけどね。

イヤフォンが傷んできたので買い替えようと売り場の試聴に足を運んだのだが、予算オーバーのも試しに聴いてみよう、なんて出来心を出したのがまずかった。しまった。何ていい音。欲しくてたまらなくなってしまったではないか。

元々、オーディオマニアとコレクターにはならないと心に決めていた。コレクターに関しては@Mikihhiが居てくれるから安心して任せられているからそっちはいいとして、オーディオというのは即ち自分の耳に関する事でしかないからアタマが痛い。オーディオに凝ると車一台分なんてすぐに雲散霧消し、家一件分も途端になくなるという話。恐ろしい時代であるが、だからこそ足を踏み入れないようにしてきた。その分は、なるべくソフトとLIVEに回し、クリエーターの方を応援しよう、という腹積もり。要は意図的に"いい音"を避けてきたのだ。無い袖は元々振れないけれども。

しかし残念ながらこうして試聴してしまうとそこに「値段相応の価値」がある事がわかってしまい、判断力がどんどん鈍る。アルバム20枚分のお値段。いやレンタルCDにすると150枚分とかか。うわー。という訳で現在思案中である。



ちなあか、じゃなかった、ちな!みに(と言いつつここからが本題)、試聴にいつも使っている音源は"Passion〜single version〜"である。単純に、最もよく聴く曲のひとつだから、というのもあるが、恐らく最もHikaru史上音像が立体的で様々な音が広い音場に広がっている為、立体感や楽器の定位と分離、鋭角性や柔和さなどが短時間で確認できるからでもある。特にVocalは冒頭からChorusが重なりまくっていて、最低音域のハミングから"I need more affection than you know"の逆回転が右から左へとパンする場面がどれだけ鮮明な解像度で再現されているかで、かなり勝負が決する。解像度が低いとHikaruのコーラスはスポンジケーキのような塊で聴こえてくるが、解像度が高いとミルフィーユのように一層毎の歌声がしっかりと輪郭を伴って分離して響いてくる。特にHikaruの最低音部はとても女声とは思えない程低いので普通のイヤフォンだと誰の声かわからない位なのだが、これがいいイヤフォンだとはっきり
とHikaruの声だとわかるのだ! ファンにとってこれは大きい。ぐむー、何とも悩ましい。

もう少し試聴を重ねて決めたい、かな。特にPassionでは弦楽器成分が足りないので、その響きが重要な楽曲でも試聴してみる必要がありそうだ…やっぱPrisoner Of Loveかな…あ、その前にPassionとSanctuaryではどう違うか、とかそんな話もするべきか…(ぶつぶつ)。