無意識日記々

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改めてFL15DxEdの行方を探る

では些か話題を変えまして。

FL15DxEDは結局15000セット限定で数量は落ち着きそうだ。これが売り切れるまで、そうだな、3月一杯までかかるだろうか。Amazon等が先走らない限り、値崩れする事はないだろう。この数量なら最終的な市場価格は17000〜19000円程度と踏んだが、しかし、これは若干の軌道修正を迫られる可能性もある。それは、中古盤の出回り方次第になるからだ。

通常盤の方は4000円、DxEDの方が15000円。この値段の振り分けはオーソドックスなのだが、問題なのは、今回のリリースの目玉であるLUV LIVEの映像が両方についてしまっている点だ。普通は付録が逆、即ち、通常盤の方にカラオケをつけ、映像を限定盤につけるのである。

恐らく、EMI&U3のサービス精神なのだろう、通常盤でもLUV LIVEが見られるように、という。それは大変結構な事だが、まずそれによってDVD付きの通常盤は販売価格が下がる。2割引の3200円前後で新品を手に入れられるようになるのではないか。

そしてもうひとつ、限定盤の方の市場価値が下がる。私個人は大喜びだが、カラオケアルバムのニーズはそんなでもないだろう。後は未公開音源のレア度次第だが、ほんの数曲に15000円、或いは通常盤との価格差1万1000円は割高感がある。果たしてこれが購入者にどう映るか。

つまり、これだけ枚数の揃った状況下で中古盤市場の行方を決めるのは、購入者の満足度という事になるのだ。こればかりは、実際に商品を手にとってみるまで私もわからない。以前から述べているように、8000〜10000セットまでは固定票なのでこの分は中古盤市場とは無縁だろう。後は、浮動票ともいえる5000〜7000人がどれだけ売却するかによって中古市場価格が決まる。ここからの市場規模は流動的だ。

私は、最終的な購入層は20000人と踏んでいたが、中古盤市場、或いはオークション市場の動向によっては、15000セットでもほぼ全体に行き渡る数になっているかもしれない。ここの見極め次第だ。もっとも、流石にEMIもこれ以上の増産は(ここから何か仕掛けてこない限り)考えていないだろうから、この点についてこれ以上アタマを悩ませる事はないだろう。「少しくらい遅れてもいいから、リーズナブルな価格で手に入れたい」と考えているファンの参考になればそれでよし、といったところだろうか。少なくともこれでファンの方から「手に入らない」という苦情は殆ど来なくなる事を考えると、本当にEMIの献身ぶりには頭が下がる。有難い。