無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

美しい曲に癒されながら悪態。

提訴て。んもー、面倒臭ぇなぁ。今日はみかしーの誕生日で放送室CDの発売日でしこたまめでたい日だというのにこっちは裁判対策か。やれやれだぜ。これもまた運命かねー。何の話や。あーなもり萌え。


該当ツイートを引っ張ってこようか。

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@u3music: 絶対に許せない出版社と著者を提訴するため弁護士の方々と打ち合わせ。勝負ではなく、僕らのattitudeをはっきりさせたいから。teruzane RT @jamijahu 新年最初の仕事は?

@u3music: 勿論、ヒカルも同意してるよ。u3musicと僕がヒカルの法定代理人です。teruzane RT @show5rin @jamijahu ヒカルさんの意思と同意ありきの提訴ならば…応援。

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ふぅ。Marillionの"The Sky Above The Rain"を聴いて落ち着こうか。素数を数えるより効果的な筈だぜ。time will tell の歌詞みたいでなかなかイカしたタイトルだろう。とても美しい曲なんだ。殆どの人にとっては退屈なだけの10分半だろうけどさ…。


さて。ここは日本だ。そして、U3MUSICの3人はマスメディアを通じた有名人である。ここから導ける事はただ一つ。裁判は、勝ち負けに関わらず起こした時点で彼らの名誉にとってマイナスである。U3MUSICは、"世間"に対して、今何か誤解されているだろうか? 幾つかはあるだろうが、その訴訟対象の出版物が原因で「"世間"の大半」が誤解しているような事態は、今の所見受けられない。

その出版物とは何であるか、今は明らかになっていない。出版社と、"著者"とあるから雑誌が相手である可能性は低い。その場合"執筆者"或いは"編集部"等と書く事になるだろう。つまり、対象となる出版物は、藤圭子関連の単行本だろう。

まだ特定は出来ないが、可能性が最も高いとされているのは沢木耕太郎の「流星ひとつ」だろう。この書籍について照實氏は、2013年11月2日のツイートで「厚かましく本を送って来ました。許諾もしてないし、30年以上前に発行予定だった本。藤圭子は怒っていると思います。」とコメントしている。名指し(と言っていいだろう)でここまで書いたのだからその憤りたるやなかなかのものである。

私は未読だが、でも気持ちはわかる。特に、「藤圭子は怒っていると思います。」というのがポイントだろう。死人に口無し、と言ってしまうとあからさまだが、やはり、亡き人の思いを代弁せねばという使命感が彼には強い。その意気たるやよし、である。

意気は買う。しかし裁判という方法論には、(私が該当書籍(どの出版物かわからんからな)を未読である現時点では)疑義を呈したい。何故なら、残念ながら照實さんは藤圭子の最後の伴侶ではなかったからである。ヒカルの法定代理人というのは、そうだろう。それでいい。しかしそんなもので"世間"の空気は動かない。動かせるとすれば、それは彼が彼女の生前、片時も離れず互いに添い遂げていた場合だろう。

我々ファンは、光が言うように『夫婦だとか夫婦ではないなんてこと以上に深い絆で結ばれた二人』であった事を知っている。しかし「"世間"の空気」は、そんなメッセージには靡かない。照實さんは、相変わらず「長身でサングラスをかけた喫煙者の得体の知れない男」なのだ、"世間"にとっては。残念ながら。私の推測する限り、それが現実である。裁判を起こすだなんて事をすればそのコワモテぶりに拍車が掛かるだけである。アメリカだったらいいんだけどね。日本は法治国家という概念を輸入して被せただけの国なので、そんなもので名誉なんて回復出来ないし、誤解だって解けないのだ。


もし、故人の名誉を回復したり誤解を解いたりしたければ、いちもにもなくマスメディアを味方につけなくてはならないのだが…ここから先の話は、後日まだ私にこの話題について書く気力が残っていたら、だな。やれやれだぜまったく。