EVA序が公開されて今日で7周年か。もうそんに経ったのかという気もするしまだそんなもんかという気もする。旧世紀版はTVシリーズが半年でその後劇場版が次々にという展開だったからそう考えると今や新劇版の方が歴史が長いという言い方もできる。その間に随分ポピュラー化が進んで様々なメディアとのコラボレーションも生まれた。そういう空気の中にヒカルもずっと居るのである。
先週の破のTV放映の折には例によって宇多田が流れないのはけしからんツイートが次々に上がってきていた。来週のQはどうすんだというのに併せて。本編に被ってるからね。それは音声カットすりゃいいだけなのであっさり放映なしで終わると思うがそれも編集次第だろう。
長い歴史の中でシンエヴァにまで楽曲提供するとなると、流石にEVAの顔のひとりという認知の仕方をされそうだ。アニメファンとJ-popファンでは随分と体質が異なるだろうが、昨日(と一昨々日だっけか)TMRの西川さんがアニサマに出演するなど、そろそろ文化の融和が始まっている感じはある。かといってヒカルがアニサマに出るかといえばフジロックやロックインジャパンやサマソニでも有り得ない位なのでほぼ可能性ゼロだろうけど。
その前にJ-popという単語がいつまで使われるか。私が小さい頃は"ニューミュージック"というジャンルがあって、レコード屋でもちゃんとジャンル分けがされていた。これは70年代フォークからの流れで和製Popsを作る人たちを中心としたジャンル名だったが、いつのまにか使われなくなった。そう考えたら"演歌"ってジャンルはしぶといね。
ヒカルは"アニソンもゲーソンも歌う歌手"として認知はされていてもアニソン歌手やゲーソン歌手としての括りにはならないだろう。そういえば昨日公式に梶さんの方から公式Facebook不在のツイートがあったが、仮にFacebookページを持ったとしてカテゴライズどうすんだろね。コミュニティーというには緩いが、あそこは社会的立場を明確に宣言してなんぼのシステムなのでヒカルが有効活用できるようには思えないが、Utada Hikaruとして海外活動をするにあたっては現時点では活用必須にも思える。ただ、窓口としてTwitterがあってそこから先は自らのオフィシャルページに導くだけならFacebookは必要がない。あそこは、自前でシステムを構築する手間を省く事と、業界内でのポジショニングを明確にする所にメリットがあるので、自前でシステムを持っていてどのシーンに属する気もないのならそれこそTwitterの反映だけしてればいいかもしれない。そこらへんは梶さんに任せるけれども。
日本でのアニソンとJpopの垣根もそうだが、海外でもそのファン同士の体質の違いはあるのだろう。EVAがどこまでドメスティックな文化なのかはわからないが、7年の関わりとなると日本以外でもUtada Hikaruの名前がジャパニメーションファンの間で定着しているかもしれない。パズルのようなマーケティングが必要だが、まぁまだ暫くは何も起こらないつもりで構えていようかな、と思ったのに梶さんの引き続いてのツイートで「やっぱ近々何かやる気かいな」となった。やれやれ。取り敢えず今週のQの放送は注目だろうな。