無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

祝・InTheFlesh2010海外配信開始

昨日、@hikki_staff から英文ツイートで日本以外の国でもUtada In The Flesh 2010のiTunes Store販売が始まる旨伝えられた。Tweetdeckからの投稿という事で相変わらず梶さんだな。何はともあれめでたい。

元々日本以外の国の為に催されたツアーだ。シアトルに行ったカナダのファンも居たかもしれないし、ロンドン公演なら欧州各国から駆けつけられる。それでも行けなかった人たちの為に映像販売は必須だったのにここまでずれ込んだ。日本国内での販売開始から数えて8ヶ月である。どういうこっちゃねん。

まだ各国のストア状況を把握していないから詳細はわからないが、日本でのインフレ発売がFL15への呼び水になったように、海外での発売も何らかのアクションへの布石とするのではないか、というのが当初の見立てだった。このままいくと、ただしれっと発売するだけになってしまう。それでいいのか梶さん。

ならば、と考える。情報が全く無い中での考察は常に見当違いの的外れ。それを重々承知の上で書くと、ここにきて漸くUtada Hikaruのコンテンツ―特に新商品に関して、全世界での販売契約が整理されたのかもしれない。それなら、プロモーション度外視で「一刻も早く待ってくれている皆さんに」と配信を始める事もあるだろう。であるならば、つまりこの時期にUtada Hikaruの全世界的契約についての会議や作業が進展したという事で、つまり、今進展させる必要があったのだ。レコード会社の人たちとて暇ではない。何にもならないコンテンツは店晒しで、いや、晒される事すらなく放置される。わざわざ戸棚から取り出して陳列してくれるのだから何かキッカケがあったのだ。即ち新しい作品のリリースに向けての準備である。

宇多田ヒカルの作品については既に数多くのマテリアルが配信販売されている。アジアの幾つかの国と地域では各国独自の国内盤も作られている。既に宇多田ヒカルはインターナショナルだ。しかし、Utada Hikaruはグローバルに展開するのだろう、各国のiTunes Storeについての契約を纏めようにも数が多い。出来た所から順次、という訳にもいくまい。元々時間のかかる作業である。

勿論、いつになるかは置いておくとして、これから最も確実に新作が期待出来るのはEVAの主題歌な訳だから、あの映画であれば日本以外の国でも需要はある訳で、桜流しのようにすぐさま各国で配信されるように準備が整えられている必要がある。あれからもう二年近くが経過しようとしているし、人間活動宣言(こう書くと何だか妙に仰々しいな)から間もなく4年である。夏期五輪も冬季五輪もサッカーワールドカップも通過した。月日も季節も巡ったのだ。やっぱりそろそろなんだろうか。兎も角、逸る気持ちは一旦抑えて、日本以外の皆さんはまずはIn The Flesh 2010を堪能して欲しい。

尤も、最初っからリージョン・フリーのDVDを発売していたら海外のファンも日本からの輸入盤で(如何にバカ高い値段でとはいえ)購入出来ていただろうに、とも思う。そうしなかったのにはそれなりの理由があるんだろうからいいのだけれど、DVDより配信の方が流通が不便て不思議なものだな。まだまだ解決すべき問題は沢山あるのだ。