無意識日記々

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ハイレゾ聴き比べ結果

うぉう、これだけ間があくのは久しぶりだな。今年もよろしくお願いしますm(_ _)m


さて休んでた間にハイレゾ関連のチェックをしていたのだが、現時点では「マニア以外必要なし」というシンプルな結論に至った。それ以上特に言う事はないのだが、それなりにつらつらと書き留めておく。


先月「Be My Lastのサウンドが極端に向上している。マスター音源の音質が高いからか?」という話を書いた。それを検証すべくハイレゾファイルのビットレートを下げて聴き比べてみたのだが、ビットレートの多少より遥かに"マスタリング"自体の効果が大きい事がわかった。即ち、マスター音源の高音質はひとまず関係がなかったのである。

次に今回発売になったMastered For iTunesのSCvol.2に収録されているBe My Lastとも聴き比べてみた。なるへど、こちらはこちらでULTRA BlUE収録分ともハイレゾとも違うマスタリングだ。(総体的な)低ビットレートに対して開き直ったというべきか、どこを聴かせてどこを諦めるかという方針がよりハッキリしている印象がある。

まとめると、ハイレゾ効果よりも、マスタリングによる差異の方が大きい。と言い切ってしまったがここらへんは難しいところで、今のところいちばんフェアに判定出来るのは「First Love」アルバム収録の4曲のみだろう。この4曲に対しては、3種類(以上)のCD音源と2種類のハイレゾ音源がある。このサンプル数をどうみるか、だ。困った事にこの4曲は元楽曲の性質上ハイレゾ効果が薄い。打ち込み主体で音像に空間的な隙間に乏しいからだ。「ハイレゾの魅力とは鳴っている音よりもそれが響いている空間を感じ取れること」と以前指摘したが、そもそも空間が全然空いてないのである。

なので、出来れば今後のオリジナルアルバムの、ハイレゾ音源化も勿論だが、FL15でやったようなプラチナSHM&プラチナCD向けのリマスタリングにも期待したい。今回のリリースの欠点は、SC1&2のCD版のリマスタリング音源が発売されなかった事だ。故に何が理由で音がよくなったのかわからなくなってしまった。まぁそれはいいか。今回は自前でダウンコンバートしてみたんだし。取り敢えず、昨年のトーンから若干の軌道修正をしておきますね。