無意識日記々

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LR(Lyrics Ranking) Top 10 ~ 8

さて勿体ぶってしまったのでとっとと行こう。第10位は!?



第10位は“誰かの願いが叶うころ”。歌詞閲覧回数は232,147回。

正直言って、今回のTop10でいちばんのサプライズはこの曲がここに入ってきた事だと思う。それを以て、1位から順に発表して第10位をオチに持ってこようかと思った位。

名曲である事に疑いはない。しかし、そこまで売れたシングルではなかった筈だ。ややネタバレ気味だが、11位以下にはこの曲より遥かに売れた有名曲たちがズラリと並んでいるのだ。それらを差し置いて第10位とはね。

実は、いつの間にか映画「Casshern」が再評価され…ているなんて事実は全く無い。同作は10年経っても駄作の烙印を押されたままだ。駄作なら駄作で振り切った評価、ラズベリー賞的な立ち位置を確立していれば違うのだがそのポジションには燦然とかの「デビルマン」が輝いているのでCasshernは何かと印象が薄い。つまり、いちばん割を食って損なポジションに居る作品なのだCasshernは。私は今も昔も変わらず高く評価しているがね。うーん、映画がこの曲のランキングに影響を与えたというのは考えにくい。

思うに、これこそが"歌詞閲覧回数"のマジックなのだと思うのだ。“誰かの願いが叶うころ”は、歌詞が印象に残る事の多いヒカルの曲の中でも更に取り分け印象が強いのではないか。特に、『みんなの願いは同時には叶わない』の一節は引用される頻度が図抜けて高い印象だ。私はいつも「じゃあひとつひとつ順番に叶えていけばいいじゃないの」と返すのだけど。余談。

この曲は、非常に珍しく、ヒカルが歌詞から先に書いた曲だ。それだけに、曲より歌詞の印象が強く、こうやって歌詞閲覧回数で高い数字を叩き出せたのではないか。私はそう推測する。


やたら長くなってしまった。ここからは更に巻いていこう。第9位は!?



第9位は“traveling”。歌詞閲覧回数は235,672回。

第10位とは本当に僅差となったが、この曲がTop10に入ってくる事には異論は少ないだろう。寧ろ、9位って低くない??と文句を言われるかもしれない位の人気曲だ。集計が難しいが、CDやDVDの売上は年間でも1、2を争う数字であり、前のシングルでオリコン連続初登場1位が途切れて「宇多田の勢いにも陰りが?」と訝られそうになっていたタイミングでの超特大ヒット曲だったのだから、まぁ確かにここまでの楽曲が9位に甘んじるというのも宇多田ヒカルならではかもしれない。

歌詞の面でも、平家物語をモチーフにしたパートが話題を呼び…ってやってたら永遠にランキングが終わらないな(苦笑)。ぶっつり切って次に行こう。第8位は!?



第8位は“Automatic”。歌詞閲覧回数は250,929回。

この結果は、オールドファンであればあるほど「低くないか!?」と訝る事請け合いではないか。特に、あの衝撃のデビューで虜になった向きには思い入れが半端ではない曲。1位を争ってもおかしくない曲なのに…。

歌詞の面でも、その独特の符割りが随分と話題になった曲であり、ヒカルの作詞術の特異性の象徴のような楽曲だ。当然、歌詞閲覧回数も飛躍的に…いや、第8位でも十分凄いと思うんすけどね。

逆の事があるのかもしれないね。みんなCD持ってるから歌詞カードもある訳で、検索して歌詞を読むタイミングが余りないのかもしれないし、もしかしたらもう今更歌詞を読み直す事もなくね?だって宇多田のオートマでしょ?みたいなノリもあるのかもしれない。有名過ぎるのも考えものである。だとしても、堂々の第8位なのだからそれは素晴らしい。さて続いて第7位は!?




…またまたCMの後で。(ガクガクッ) もっとペースを上げないとつまんなくなっちゃうな。兎に角次回に続きますよっと。