無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

CDにLIVE優先予約権をつけた場合

色々と検討をした結果、CDの販促で現実に許されそうなのは「コンサート優先予約権封入」までかなという結論に至った。まぁ握手券とか投票権とかとは無縁だし、ジャケット違いや付録違いで売るキャラでもないからな。付録をつけるなら初回限定PVDVDの有無くらいか。最近はシングルCDでもBlurayでPVをつけるケースが増えているが、Hikaruの場合まだそこまで行く必要はないか。This Is LoveやKiss & CryやBeautiful WorldみたいにアニメーションをフィーチャーしているならBlurayだろうが。

しかし。もしそうなるとつまりだ。これからはHikaruはアルバムを作る度に必ずライブをしなければならなくなる。今までは1st後あり2nd後なし3rd後すぐはなし4th後あり5th後なし、みたいな感じだった。まぁオリンピック周期と言われてしまう所以だが、今後は本当に毎度になるだろうか。

これは確かに、プロジェクト全体の変質である。総てがコンサート中心に回る。今まででいえば、Utada United 2006のような感じだ。アルバムを作ったら即リハーサル。そしてそのままツアー。

出来上がった曲を貰ってスタジオでレコーディングするアイドルとは違う。4,5人で分担してレコーディングや作曲をするバンドとも違う。Hikaruは総ての曲の作詞作曲を担当するのだ。更に何といってもプロデューサーで、ライブでは座長である。アルバムの制作期間だって1年じゃ足りないマラソン作業なのにそれが終わったらライブの荒波に飛び込まなければならないだなんて自転車操業なスケジューリングはまるでトライアスロンだ。果たして体力がもつのだろうか。

ツアーでなく、ヒカルの5やWILD LIFEのような決まった場所でのライブなら、体力的な不安は幾らか解消され得るだろうか。しかし、となると倍率が気になるし、各地方民はCDへの関心が薄れてしまう。どうにも細部の調整が難しい。

それに、5年のブランクを経ての復帰となると動員数が全く読めないだろう。まずは何曲かリリースして様子を見てから会場を押さえるとなるといやまぁどれくらいの期間が必要になる事やら。昨今コンサートに適した会場が閉鎖や改装などで減る傾向にあるのにそんな時期の会場確保は大変だろうて。

つまり、この、“コンサートを中心としたプロジェクト”は、途中から参加するのはかなり難しいという事だ。ヒカルはベテランで、商業的に成功する事が求められる。新人のように果敢に攻める訳にもいくまい。

さぁ、どうなるか。そもそも今のHikaruがCDになんとか権やかんとか券を付けたくないと言っちゃえばこの話はおしまいなんですけどね。