無意識日記々

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もう円盤をチケットにすりゃイイのに。

次に、CDを出すとなるとシングルにせよアルバムにせよライブチケットとどう絡めるかが問題になってくる。

ヒカルは既にSCv2でWILD LIFEのチケット抽選権をつけていたから前例はある。が、WILD LIFEはスペシャル・ライブという事で特別感が強く、反発も少なかった気がする。これがツアーとなったらまた別だろう。

前々回書いたように、ヒカルは総て取り仕切るから、この、「円盤とイベントチケットの抱き合わせ」を習慣化出来るほど身体が余っている状況はそんなにはない。企画しようにも物理的に成立しないと思われる。それに、抱き合わせ販売に関してはヒカルはそこまで乗り気ではないとも思うし。

逆に、ライブチケットを買ったらCDが手に入る、というパターンもある。「CDつきチケット」を直接売る方法と、CDをライブ会場限定販売する方法だ。前も書いたが、これをすれば普通に店頭で売るより多くのCDが売れる可能性がある。ツアーに20万人来れば、4割くらいは買ってくれるんじゃないの。しかし、これもヒカルの反感を買うか。何かのスペシャルトラック(リミックスとかライブ・バージョンとか)なら兎も角、まっさらの新曲を限定した場所でしか売らないというのはモチベーションに関わる。難しいか。

前も書いた通り、今はライブ会場のブッキングを一年前から行う時代だ。来年からのツアーであっても今年リリースされるCDと関連づける事は可能である。宇多田ヒカルの復帰コンサートともなれば話題性十分だし、たとえシングル盤であってもライブチケット抽選優先申込権をつけてもよい、とは思う。ただ…

いや、そんな事を考える前にまずはアルバムの仕上がりを待つかな。そちらに全力投球して貰ってから考える、というのは出来ないもんかねぇ。


斯様に、今や円盤販売とチケット販売は密接な関係にある。が、それをマネージメントする会社・組織・期間がない。これが大きな事務所の辣腕プロデューサーでもいれば話は別だが、全体を統括するオーガナイザーをどうするかというのはこれからの問題だ。Live Nationのケースがもっと増えればまた別だが、その取る手法に対しても注目が集まるだろう。まだまだいろいろとゴタゴタしていくような気がするなぁ。