無意識日記々

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アルバムタイトル談義

照實さんまた呟いたのか。「多分、順調にいって夏過ぎくらいになる」、か。そんなもんだろうな。

ついつい、気が早いが、アルバムタイトルを考えてしまう。真夏を通り過ぎてしまうと『真夏の通り雨』はちと違うだろうかな。過去最高の歌詞を持つ金字塔的楽曲なので、タイトルトラックでも構わないが。『桜流し』はややEVAQのイメージが強く、そぐわないか。今のところ、曲名からなら『花束を君に』が無難だが、これだと初めての日本語タイトルのアルバムになる、か。助詞のあるタイトルも初めてだ。英語なら『This Is The One』が“文章”だけれども。

アルバムの作風から考えてみる。どんなアルバムになるだろう。

それを占う上で、という訳でもなかったのだが新曲2曲がリリースされてすぐさま次のトラックリストを作った。多分、この4曲、この曲順でトラックリストを作ったのは私だけではないはずだ。

1.嵐の女神
2.桜流し
3.真夏の通り雨
4.花束を君に

約20分だったかな。ちょっとしたミニアルバムだ。やはり、2〜4曲目を繋げると『嵐の女神』を入れざるを得なかった。『お母さんに会いたい』歌詞の上でも、生音主体のサウンドメイキングの面でも。なお、「今聴くと『嵐の女神』の歌唱は雑に聞こえる」と書いたのは100%このトラックリストのせいである。あそこからどうやって歌が上手くなるんだ、と思っていたが本当に上手くなった。最上階無いんじゃないかこの階段の先には。

さて。この4曲をこの順で聴くと、本当にストーリーがあり、統一感があり、この延長線上に素晴らしいアルバムが待っている予感がしてくる。麗しい。

でも、だとしたら、『嵐の女神』を宇多田ヒカルの6枚目のオリジナルフルアルバムに収録すべきなのだろうか。『Single Collection Vol.2』に入っていたのに。しかし、『COLORS』の例があるから油断できない。音楽的必然性が強ければ、再録かどうかは兎も角、入れてくるのではないか。そして実際、強い。可能性はあるとみる。

もうひとつ、方法がある。流石に他の曲(Show Me Love, Goodbye Happiness, 愛のアンセム、Can't Wait 'Til Christmas)の手前、『嵐の女神』だけ特別扱いはできない、5曲入れたらそれこそ金返せと言われかねないし、無理だとなったら、『嵐の女神』をアルバムタイトルにするのはどうだろう。アルバムタイトル曲が収録されていない、他の作品に収録されている、という奇妙な状況。前例の無い話ではないから、有り得るといえば有り得るが、そういうわかりにくい事をヒカルが敢えてやってくるかというと厳しい。まぁそういう論理的可能性もあるよという程度に聞いといて。