無意識日記々

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見かけ上明らかな三宅彰効果

今回のオリンピックは時差が最大限に派手なので、いつどこで結果について触れるべきか、戸惑うな。「あの日記は宇多田の事ばっか書いてるから大丈夫だろう」と開いてくれる帰宅後エアチェック組は…まぁ大体今は皆スマホでニュース見てから来るかな。ネタバレ嫌な人が居たら書かない事にしたいが、わざわざ言ってくれる人を請うのも厚かましいか。もうちょい考えよう。

んで梶さんが月曜の早朝というレアな時間帯にTweetdeckから呟いている。所帯持ちでも日曜日出勤から徹夜なんてパターンがあるのか、或いはただの早起きか。まぁそれはいいか。三宅さんが相変わらず参加という事で、ヴォーカルの録音担当は彼だな。

Utadaの2枚のアルバムで違いが顕著だったのは、やはりヴォーカル・ハーモニーのアプローチだ。現時点での話は兎も角、12年前のEXODUSの時点ではやはりその点が目立っていた。その印象が強い為多少現実より偏った見方をしているかもわからないが、三宅さんの執拗なコーラス多重録音は宇多田サウンドの看板のひとつであった。『真夏の通り雨』『花束を君に』でも、分厚いコーラスワークが聴ける事から、彼の参加はやや推測できていた。

ただ、『桜流し』に関してはちょっとよくわからない。正確なクレジットはオリジナル・アルバムの発売を待ちたいが、もしかしたらこちらは三宅さん関わっていないかもしれない。そんなにヴォーカルを重ねている印象は、ないからである。

今回期待するのは、ハイレゾ版でそのヴォーカルハーモニーがどこまでクリアに聞こえるかという点である。ハーモニーというのは、場面によるが、その複合感、いや一体感を楽しむもので、分離がいい事が大正義かというと必ずしもそうではない。あやふやに混ざり合っている方が効果的、なんていう感想もあり得る。それを見越した上で三宅さんが録音に挑んだか否かで、結果は大きく変わっているだろう。

或いは、レコーディングの時点では今までと同様の方法をとるが、マスタリングの時点で調整をはかってくるという発想もある。その為、Mastered for iTunesの音質がこちらの予想以上に甚だしく違っている、なんてことも。もっと踏み込めば"Mixed for iTunes"まで…いやそれはないな。

いずれにしても。三宅さんの参加は音楽的には安心材料である。気心知ったる仲は強い。いつもの鉄板体制で、ヒカルの新作はいつでも準備OKだ。今週追加情報あるかな?