無意識日記々

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『俺の彼女』の『俺』と『彼女』

『俺の彼女』ってフレーズが歌詞に出てくるんなら掛け声の「オ・レー!」やら「カフェオレ」やら「治れ&名折れ」「満員御礼」やら色々踏めるな。「高齢」とか「条例」とか「除霊」とか「症例」「壮麗」「奴隷&土鈴」「保冷」「予鈴」…と、『俺』という珍しい単語が倒置法的に文末付近にやってくる事を想定して色々と妄想を繰り広げる。

『彼女』の方も考えたいが、これも展開次第だからな。まず脚韻と頭韻が合うものを列挙して何に繋がるか考えた後の第二段階、そこからどう展開していくかで面白みが出てくるのが作詞の醍醐味のひとつ。『彼女』からそれをやろうとすると結構難儀なんだな。

という風に考えるとこの『俺の彼女』、ラップ調でやってくると解釈したらしっくり来るんだが、2曲目がラップって冒険的に過ぎるよねぇ。なら1曲目の『道』は詩の朗読なのか? どんなアルバムやねん。「悪くないな」と思った私が居る。そろそろ常田富士男をゲストに呼んできて朗読して貰わないと勿体無いよ。いや勿論それに見合う曲ありきではありますが。

確かに、ひたすら日本語タイトルが並ぶ中、サウンドの方は徹底して洋楽志向だったりしたら笑える。いやどうせ本当のアルバムの出来は笑い事ではないのだろうが。「どこかでバランスをとる」のはヒカルの本能だし。もしかしたらタイトルが日本語なだけで全編英語詞という逆浜崎あゆみ現象もあるかもしれない。警戒するだけなら幾らでも出来る。

その候補曲となるのは…5曲目の『人魚』だろうか。西洋を代表する(?)悲恋の象徴をヒカルがどう歌ったかに興味が出てくるが、初めてサントラを買った映画が「リトル・マーメイド」な人なので、同作へのオマージュ的な色合いもあるかもしれない。もっとも、ヒカルが気に入っているのは歌の"part of your world" の方なので、オマージュがあるとすればそちらの引用の方かな、とすればカバー扱いに…

…ってまたディズニーと揉めるリスクを敢えてとる事もないか。『Simple And Clean』が『This Is The One』に収録されるまでの紆余曲折ぶりといったら…いや、知らないんだけどね。面倒な事は間違いがない。『FYI - Merry X'mas Mr Lawrence -』みたいな名カバーが生まれてたら、よかったんだけど。…って諦めるの早いな。やっぱディズニーって強敵なんだな…。

こうやってタイトルだけで遊んでいられるのも今のうちだけ。躊躇わないぜよ?