無意識日記々

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顔と無言の対話

CDショップ大賞の受賞コメントがYouTubeにアップロードされていた。最近はちょっとした動画も高画質だから有り難い。これでも今の標準的なスマートフォンで録画したものよりビットレートが落ちるというのだから、いやはや。DVDって何なんだろねというレベルだわ。便利だから買うのだけれど。Blurayは何かと面倒なので。

中身は先日のスペースシャワーアワードの時に纏め録りしたものらしくアピアランスに新味はないのだが、あの新しい髪型似合ってる? ああいうのって顔の大きさを隠しだいと思ってる人がやるんじゃないの?(直球) あんな細い顎の顔に要るヤツだとは思えんが。寧ろ、ああしてる人は顔の大きさを気にしているという先入観がはたらいて顔がやや大きく見えるという謎の逆効果をウチの脳は作り出してくれたくらいで。今のヒカルは「今くらいなら許容範囲だけど、それ以上痩せるとマズいよ?」というレベルにみえてるんだけど…

余計なお世話だな。

しかしまぁ、たった一分足らずの動画なのに次から次へとクリクリコロコロとよく表情が変わること変わること。普段からあんな感じで生きてたらそら疲れるわ眠くなるわ。またその表情の遷移がドラマティックでメロディアスでもう。あれをみただけであぁこの子は芝居が上手いな歌が上手いなと思わせてくれる。芝居の経歴はウェイトレスとピノコなんですがね。

この子は四六時中曲作りしているようなもんなんだな。感情の流れ、動き。主題の提示から展開、結論。構成だけなら話術だが、エモーションにはたらきかけるプロセスが加わる。メロディアスとはそれの事だ。何をどうやれば直立不動で喋るだけで人にこんな印象を与える事が出来るのか。全くもって嘆かわしい(?)。この動画だけで1000円で売って欲しいくらい。瞬く間に瞬速しちまいましたがね。

そのエモーショナルな部分は今朝方のリツイートにもよく表れている。11日の陸前高田での梶さんツイートを黙ってRTしただけなのだが、無言なのが逆に思いが伝わってくる。普通の無言だとそんな風には思わないが、普段の言動を見聞きし、件の動画を観た直後だとその沈黙に解釈が加わる。祈りの力の強さとでも言おうか、背景を想像させるのだ。U-turnプロジェクト、あまり関連発言はなかったが、思い入れが強かったんだねぇ。クリスマスにも土まみれになって取り組んでたんだから当然か。いや正確な場所は知りませんが。栄村だったのかもしれないし。

いずれにせよ、大人になっても相変わらずエモーショナルなヒカルの一端が垣間見れてよかった。きっとまたいい曲を書いて歌ってくれるに相違ない。遠慮なく曲作りに取り組んで欲しいデス。