無意識日記々

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「ごめん、愛してる」最終回

TBSドラマ「ごめん、愛してる」が最終回の放映を終えた。律役の長瀬くんが「生まれ変わっても親子で…」という台詞を言い終えるや否やで『Forevermore』が流れ出してくる。無論『もしかしたら生まれ変わっても忘れない』の歌詞を意識しての事だろう。全く、心憎い演出だ。…って普段のキャラで言うと少し白々しいかな。

にしたってこれは、どちらもちゃんと「輪廻転生」の世界観を共有していないと生まれないコラボレーションだ。どうにも、東洋的思想に慣れていると気づきにくいが、キリスト教圏では死んだら魂は天国か地獄に行ったっきりみたいな所があるらしく、仏教のように人間が虫に転生したりといった事はないらしい。既にこの時点で物凄い"生命観の隔たり"を感じるけれど、ひとまずこのドラマではそんなズレを感じる事もなくうまくいったようだ。

ひとつ気になるのは、「どっちが先だったんだろう?」という点。10年以上前のドラマという事で、その時にこの台詞が既にあったのならヒカルがそこから拝借したものだとも思えるが、こんなドラマの決め台詞(いや、勿論一番手は長瀬くんの「ごめん、愛してる」の一言なんですけどね)をそのまま(でもないか)歌詞にしちゃうかなと。どちらかといえば、出来上がった歌詞を聴いたドラマ側のスタッフ、脚本家が気を利かせて挿入してくれたんじゃないかという方がありそうだ。

兎も角、3ヶ月間継続視聴お疲れさまでした。普段地上波テレビの一時間ドラマを観る習慣の無いi_がきっちり最終回を迎えられたのだから、ちゃんとした作品だったんだと思いますよ。しっかり『Forevermore』の売上にも貢献してくれたし☆


でその『Forevermore』のiTunes Store』でのソングチャートでの順位を見てみると、「ごめん、愛してる」最終回放映前は第5位だった。放送後にi_がチェックしてみたところ、最大で第2位まで上がっていた。福山、尾崎、星野のシンガーソングライター男子3人は抜き去ったが、どうやらダヲコケンシの「打上花火」を抜くには至らなかったか。うーむ、この夏いちばんのヒット曲は「打上花火」に決定だな。映画の成績は芳しくないのに主題歌はウケている、という。YouTubeでも再生回数は3700万回。『Forevermore』は漸くこの間200万回を突破した所。その差は歴然。まぁ昨年の「君の名は」の「前前前世」By RADWIMPSは1億5000万回再生なので、それと比較しちゃうともう、ね(笑)。

という感じでこの夏の宇多田ヒカルは終わりを迎えようとしています。が、勿論我々にとってはSONY/EPICでの初のフルアルバムを迎えるこの秋冬が本番(?)になってくるので、体調管理に気をつけて参りましょう。