無意識日記々

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熱心な人がしとくこと

イモトアヤコが「安室ちゃんのライブに"最後だから"で観に来るな。でも沢山の人に観て欲しい。」と複雑な心境を吐露したとか何とか。彼女の事は知らないが、誰しも感じる事だろう。

自分も大体同じ心境、なんだろうな。手元にチケットが余ったら「より行きたがってる人」に優先して声を掛けるだろう。自分に対して「お願いします!」と頭を下げてくる(そんなことしなくていいよ)人と、「いやまぁ暇なら」と言ってる人で悩む事などない。前者に決まっている。

問題の所在は明確で、行きたい人の分のチケットが足りないからこんな事になる。小売店でいえば売り切れ、或いは品切れだ。本来なら商機を逃した失態だが興行では逆で、公演の価値が上がる方向に左右する。そりゃ皆対処する気にならんわな。

コンサートなんて本来、「今日は早く終わったな。なんか近くでやってないかな。」と思った人がふらりと寄れるのが理想だろうに、ミュージシャンを「神格化」する余り宗教じみたチケット争奪戦が繰り広げられる。もう慣れっことはいえ、皆「そういうもんだ」と思ってる節もある。

何を「熱心」と呼ぶかはよくわからない。普段無関心なのにライブとなると急に活発に動く人、なんてのも在ったりする。一方で、極端な例だが、毎日ヒカルヒカルとうるさいくせにチケットをとるのに殆ど労力をかける気のない人もいる。私だ。そういう歪さも含めて、「本当に熱心な人」とは何なのか誰なのかという話になる。

大抵の場合その為にファンクラブがあるのだがヒカルは頑なに運営を拒否している。合ってるなぁと思うのであたしゃ特に反対しないが、熱心な人の中には「作ってくれたらいいのに」という人も居る。少なくない。声が大きくなってきたらヒカルも検討するだろうか。…ないな。

座席フルオークションが実現しない以上、定員以上は抽選で、というのが結局シンプルな答になる。実際、本当に熱心で普段から応援する心をカタチにしている人はそれを知る周りが放っておかない。なので、ひとつ言える事は結局、自分の熱心さを普段から人にわかるように表現する事、伝え続けておく事、だろうな。ありきたりだが、それがなんだかんだで近道なのだ。多分まだツアー開始までには間がある。交流しろとまでは言わない。あぁこの人宇多田さんが好きなんやろなぁと周りに伝わる何かを置いとければいい。時間的にも時期的にもまだまだ間に合うと思うよ。