無意識日記々

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#裸婦抱く を彩った超有名曲の数々

しかしまぁ。その場で聴いてる時はそんな風に思ってなかったけど、後からこうして振り返ってみると序盤の『traveling』なんて軽いジャブ程度の出来事だったんだなぁと思えるのだからショウ全体の迫力は推して知るべしだ。同曲は当時年間2位(区切り方によっては3位かな)の売上を記録した言わば「国民的名曲」であり、ミラクルたむらりん(誰なんだそれは)のコスプレ姿をみるまでもなく、ビジュアル面でも強い印象を残した宇多田のトレードマーク的楽曲のひとつ、なんだが、それが軽いジャブ扱いというのだから恐ろしい。並の一流アーティスト(不思議な表現だw)ならアンコールなどに持ってくる必殺曲なんだが。確かに、全体としては印象が薄い。相対的に、だけどな。場内は『道』に続く超名曲の登場で大盛り上がりだったですよ。その上『ただいま!』『横浜アリーナ〜♪』だから盛り上がらない訳がない。だからその場で聴いてたときは「3曲目にしてショウのクライマックス的テンションだなー」とか思っていた筈…なんだが今振り返ってみるとその感覚にリアリティが無い。時間を遡行して印象が相対的に小さくなった、と改めて表現しておく。

そこに続く4曲目が『COLORS』ですよ。これもまた当時年間3位の国民的名曲で、それがサビから始まるバージョンにリアレンジされて披露されたもんだから場内更にヒートアップ。いやはや、この4曲畳み掛けはウタユナみたいな盛り上がり方でしたよ。あそこでの『Passion』の役割を今は『あなた』が果たしている、という事になるんだがその細かい話もまたいずれ。

兎に角ヒカルにはヒット曲が多い。この後に披露された『SAKURAドロップス』は年間6位、『光』は年間10位である。なんだか通好みの隠れた名曲扱いされている『Kiss & Cry』も、両A面シングルとはいえ年間20位だ。なんかもう桁が違う。そんな超有名曲ばかりを集めた序盤は、しかし、前フリ程度の印象しか今は残していない。追々ゆっくり触れていくが、後半は本当に凄かったのですよ、えぇ。