第33回ゴールドディスク大賞受賞作品が発表された。邦楽のベスト5アルバムスに『初恋』がサザン・AKB・星野源・ミスチルと共に入っているのは想定内だが、楽曲の方の『初恋』が「ベスト5ソングス・バイ・ダウンロード」に入っているのには驚いた。他の楽曲はというと、まず大賞が米津玄師のLemon。これは順当だな。他受賞楽曲はネットでもバズりまくったDA PUMPのUSA、朝ドラの主題歌星野源のアイデア、GReeeeNのHIDEをフィーチャーしたMISIAのアイノカタチと、何れも話題性抜群の楽曲ばかり。これらとともに『初恋』が入っているのだ。
ずっとファンをやっているからこそわからないのだけど、『初恋』ってそんなに話題になってたっけ? 主題歌として放送させてもらったドラマの方はキンプリの宣伝程度の印象しか残していなかったんじゃなかったんかいな。その認識で合っているとすれば、これは楽曲の威力でダウンロードを伸ばしたということで宜しいか。
今回の対象範囲は「2018年の元日から大晦日まで」の売上実績とのことなので、『あなた』までのシングル曲はそんなにカウントされていないだろう。なので、まだ数字を確認していないからわからないがアルバム『初恋』最大のヒットシングルと思われていた『あなた』より売れたかというとそこまでは行っていないかもしれない。しかし、年間5曲に入った、しかも周りは話題沸騰系の曲ばかりとなると、ヒカルの地力の凄さと『初恋』という曲の強さを再確認することとなったのではなかろうか。だってアルバム自体は前作の半分しか売れていない訳で、復帰のご祝儀相場や朝ドラドーピングがない状態なのに…。いやはや、見識を改めないとな。
今年から(一部は昨年末から)ヒカルもサブスク参戦しているので、今年集計分(来年発表分)のゴールドディスク大賞からはまた違った意味の数字が出る事になるだろう。それはまたそれとして楽しむとして、はい、久々に珍しく売上の話をしてみましたよっと如何でしたか。