無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

クリックトラック=リズムキープ音、ね。

@utadahikaru : 坂東さん、FOVEの皆さん、「少年時代」のレコーディングからもう二ヶ月ですね!お元気ですか?クリックなしのフリーテンポで、みんなで呼吸を合わせていく感覚とても熱かったです。ありがとうございました。

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昨夜のツイート。9月の録音でしたか。歌詞に「八月は夢花火」とあるけどちょうど過ぎ去った真夏を思い返して歌っているんだなー。テイクとしては最適なシチュエーション。

そしてクリック無しの同時録音とはね! 弦楽隊ということでジャズやクラシックの演奏家の皆さんはライブで録音するのには慣れていらっしゃるだろうが、別個に録音してからのミックス作業が勝負な作り込みPops職人としてはなかなかに新鮮だったんじゃないだろうか。初めてということはないけどね。『Parody』とか。にきても何しろ普段は最高48トラックのコーラスワークを録音して重ね合わせてる人なので。まぁこれは三宅さんが悪いんだけども。

なので、この『少年時代(2019)』は「音を重ねた音源」というよりは「音が重なった音源」になっている訳で。フリーテンポというのも大胆な話で、すぐに「リズムがバラバラ」とか難癖をつけてくる人が居るのよ。音程が合ってない勢よりは遥かに少ないけどね。それをわかった上でライブ感に拘った、という。誰の提案だったんだろうね。ユニバーサルのディレクターさんなのかな。誰だか知らんが勇気ある決断に拍手を送りたい。

『とても熱かった』という言い方からは、如何にヒカルがFOVEの皆さんから憧憬と尊敬を浴びせ倒されていようが、いざ録音となったら対等なプロのミュージシャン同士としての緊張感をもって臨みましたよという主張を感じさせるが、いや、なんだろ、やっぱりFOVEの皆さんはしゃいでるよ(笑)。それはそれでいいんじゃないかな。そういうのを受け止めるのもデビュー20年を迎えた“ベテラン”には必要な事かもよ。