小さく喉を開けてひそひそ声で語る感じで。
なりくんの新作が発売された。皆さんからの情報によるとヒカルが共同作詞としてクレジットされている曲があると。取り急ぎ流し聴いてみた。“Down The Line.” むっちゃええやんけ。
歌詞を読んでみると、全部英語。ヒカルがどこを手掛けたかはちょっとわからない。やや自己陶酔気味にも感じられる作風には距離を感じる。ただ、キメの『I feel your touch in a daydream.』の一節にはハッとさせられた。ヒカルが書いたとしたらコレかな……と思ったが、キメのフレーズ書いてたらco-lyricistじゃなくてメイン扱いになる気がするので違うのかな。
下世話なファンとしては「まだ2人は繋がってたのか」という点が気にかかる。あの『Laughter In The Dark Tour 2018』の曲順を決めた人だ。実質co-producerである。それがいつの間にか疎遠になっていた、というのはこちらの勝手な思い込みだったのかな。或いは前作でのアウトテイクなり未完成品なりを完成させて収録したとも考えられる。彼も既に幾つもの番組に出演して喋っているらしいのでそこらへんはもう語ってくれてるかもね。あたしゃ彼の喋りを積極的に聴く気はないのでチェックしている人に任せます。
にしても、ほんと“I feel your touch only in a daydream”はいいフレーズだなぁ。「触れれるのは夢でだけ」、か。歌も相変わらず上手い。結構ライブしてた気がするけどまだまだ声が全然使い込まれていないのはそれだけ丈夫ってことかな。それなりのコントロール技術と青臭い声質という稀有な組み合わせは今だけの魅力かもしれないからファンの皆さんは存分に堪能しませう。あたしも少しずつアルバムを聴いていってみたいと思います。
ほんと、発言にさえ気をつけてくれればねぇ（溜息）。ヒカルがプロデュースするべきだったのは音楽じゃなくてメディア露出の方だったよなとしつこく思うぜ。やれやれ。
